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“同情票”集中、中日・助っ投バルデスを球宴へ 好投しても勝ちに恵まれず…

6/19(月) 16:56配信

夕刊フジ

 「マイナビオールスターゲーム2017」(7月14日・ナゴヤドーム、同15日・ZOZOマリン)のファン投票は18日が締め切り。注目は中日のラウル・バルデス投手(39)への“同情票”が、どこまで延びるかだ。

 昨季まで11勝15敗と地味な成績の左腕を、「球宴に送り出そう」という運動の輪が、インターネット上で広がっている。理由は切ないほどの勝ち運のなさ。来日3年目だが、とにかく打線の援護に恵まれないのだ。

 16日までに先発した12試合のうち、「クオリティースタート」(6イニング以上を投げて自責点3以下)をクリアすること10回。防御率も2・44と優秀だが、2勝4敗と負けが先行する。

 僅差を守って降板したバルデスがベンチで見守る中、救援陣が打たれて勝ち投手の権利を消されてしまい、哀愁の表情を浮かべるシーンは今や、中日名物だ。

 どれだけ好投が報われなくても、中4日先発もいとわない。その姿が球団の枠を超え、野球ファンの胸を熱くしている。

 その半生も忍の一字だ。米大リーグでのプレーを夢見てキューバから亡命を図るも5度失敗。刑務所生活も乗り越え、6度目の挑戦で2003年に宿願を果たしたが、メジャーデビューまでも7年の歳月を要した。

 16日発表の中間発表では、セ・リーグ先発投手部門で12万2878票を集め2位まで躍進。本人も「出場したい」と意欲を燃やしている。1位の巨人・菅野の18万7182票にどこまで迫れるか。

最終更新:6/19(月) 17:09
夕刊フジ