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光格天皇添削の和歌見つかる=200年前退位、「発見、珍しい」

6/19(月) 4:35配信

時事通信

 200年前の江戸時代後期、現時点で最後の退位をした光格天皇(在位1779~1817年)が添削したとみられる和歌が京都市内の古書店から見つかったことが、19日までに分かった。

 
 入手した公益財団法人「モラロジー研究所」(千葉県柏市)によると、古書目録には「光格天皇勅題勅点(ちょくだいちょくてん) 和歌詠草」などと記されており、享和元年(1801年)に光格天皇が自ら20の題を書き記し、1人の門弟が一つの題につき2首ずつ計40首作っている。

 同じ年に光格天皇が出した「宸筆(しんぴつ)宣命案」の筆跡と一致する字が極めて多く、題は光格天皇の直筆と判断したという。

 さらに光格天皇は、題ごとに作られた2首のうち、優れていると判断した方に自ら「勅点(傍線)」を付けているほか、同天皇の指導に基づき、門弟本人が表現を直したとみられる歌も2首ある。

 所功京都産業大学名誉教授は「天皇が自ら添削した和歌の資料が出てきた例はこれまで聞いたことがない」と話している。

 この和歌詠草は、光格天皇の行列を描いた絵巻などとともに、モラロジー研究所で7月2日まで展示されている。 

最終更新:6/19(月) 14:58
時事通信