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横須賀市長選 現新三つどもえ 舌戦火蓋 市議補選には4新人立候補

6/19(月) 7:55配信

産経新聞

 任期満了に伴う横須賀市長選と、市議死去と辞職に伴う同市議補選が18日、告示され、舌戦の火蓋が切られた。市長選に立候補を届け出たのは、いずれも無所属で、共産党地区委員長で新人の林伸明氏(51)=共産推薦▽元市議で新人の上地克明氏(63)=自民、民進、公明推薦▽現職の吉田雄人氏(41)。市議補選には欠員2に対し、新人4人が立候補した。投票は25日に行われ、即日開票される。

 3選を狙う吉田氏に対して、市議会で対立する自民、公明に民進を加えた3党が相乗りした分厚い支援態勢の上地氏が全面対決を挑む。林氏も基地問題を争点に据えて参戦するなど三つどもえの戦いで、有権者の判断が注目される。

 林氏は午前11時半、同市若松町の商業施設前で街頭演説をスタート。労働組合関係者ら支持者を前に、選挙カーの上から「市民の暮らしを守るために、国に抗議の意思を示し、基地問題を問わないといけない」と訴えた。

 続けて、横須賀を母港とする原子力空母配備の是非を問う住民投票条例の請求運動に取り組んだ実績などをアピール。「横須賀がいつまでも原子力空母と基地のまちでいいのか」と聴衆に問いかけ、「新しい産業をおこし、横須賀の新しい未来をつくりたい」と支持を求めた。同市久里浜の石炭火力発電所計画の撤回も訴えた。

 自校方式の中学校給食実現や小6までとなっている医療費助成の拡大、国民保険料の引き下げといった公約を紹介。「地元の経済を活性化し、皆さんと一緒に新しい市政を目指していきたい」と、小雨が降るなか聴衆に呼びかけた。

 上地氏は午前9時、同市米が浜通の選挙事務所前で第一声。

 「横須賀が停滞から衰退へ向かうのか、復活するのか、この選挙戦が大きな意味を持つ」と切り出し、選挙戦を勝ち抜くことを誓った。その上で、「横須賀復活のために、夢をもう一度」と力強く呼びかけ、応援を求めた。

 会場には、自民、公明などの衆参両院議員、県議、市議をはじめとする支援者約400人が駆けつけ、上地氏のイメージカラーのオレンジ色のネクタイでそろえ、一体感を演出した。

 選対最高顧問を務める小泉進次郎衆院議員は、前回市長選で、自らが応援した候補者が吉田氏に敗北したことに触れた上で、「上地さんのために死力を尽くし、市内を駆け回る」とした。上地氏は歴史や文化を生かしたにぎわい創出、雇用環境改善、谷戸の再生、市長退職金廃止などを訴えている。

 吉田氏は出陣式を終えた後、午前10時から同市大滝町の事務所近くで、約200人の支持者らを前に第一声をあげた。吉田氏を支持する市議や千葉市の熊谷俊人市長らも応援弁士として駆けつけた。

 今回の選挙戦について吉田氏は「時計の針を元に戻すのか、あるいは前に進めるのか、それが問われている選挙だ」とした上で、「官僚(出身者による市長が続いた)市政を変えて、横須賀の進む方向性を変えたが、道半ばだ。さらに前へ前へと進めていくためにも、絶対に勝たなければならない」と声を張り上げた。

 「選ばれるまち横須賀」とのビジョンに基づいて進めてきた待機児童削減など子育て政策の充実や観光客誘客などの実績を掲げ、「行政からの押しつけではなく、市民の皆さんがこうありたいというまちづくりを各地域でやっていく」と次なる目標を披露した。

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 17日現在の選挙人名簿登録者数は34万8470人(男17万3044人、女17万5426人)。

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 吉田 雄人(よしだ・ゆうと) 41 無現〔2〕

 市長(市議・コンサルタント会社員)早大院               

 上地 克明(かみじ・かつあき) 63 無新 

 元市議(社福法人理事・会社役員・衆院議員秘書)早大          【自】【民】【公】

 林 伸明(はやし・のぶあき) 51 無新 

 共産党地区委員長・党准中央委員(党県書記長)神奈川大中退       【共】

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 ◇横須賀市議補選 届け出順(2-4)

 佐藤 茂幸 51 維新

 田中洋次郎 40 無新

 加藤 裕介 29 無新

 中山 昭宏 59 無新

最終更新:6/19(月) 7:55
産経新聞