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韓国最初の商用原発が運転終了 解体完了まで最低15年

6/19(月) 10:35配信

聯合ニュース

【ソウル聯合ニュース】1978年に運転を開始した韓国最初の商用原発、古里原発1号機(釜山市、出力58万7000キロワット)が、19日午前0時をもって運転を終えた。発電を終了し、廃炉となるが、解体完了までには最低でも15年かかる見通しだ。韓国で原発が廃炉になるのは初めて。

 産業通商資源部と原発運営会社の韓国水力原子力によると、古里原発1号機は運転終了の直後から解体に向けた手続きに入る。

 解体は▼解体計画書の作成・承認▼使用済み核燃料の冷却・搬出▼施設の本格解体▼用地の復元――という4段階で進められる。

 韓国水力原子力は2019年上半期までに解体の計画・方法や安全性評価、環境影響評価、放射性廃棄物の管理などを記した解体計画書を作成し、地元住民の意見を取りまとめた上で原子力安全委員会に提出する。同委員会は22年6月まで海外企業や国際原子力機関(IAEA)の評価を受けるなどして計画書の内容を検証し、承認の可否を決定する。

 使用済み核燃料については、湿式貯蔵施設(貯蔵プール)で6~7年かけて十分に冷却した後、運び出して乾式貯蔵施設で一時保管し、最終的に高レベル放射性廃棄物処理場に移す。

 韓国水力原子力は、22年半ばにも解体計画書が承認されればすぐにタービン建屋を撤去し、廃棄物処理場を構築する計画だ。また、使用済み核燃料を運び出してから原子炉圧力容器や内部の設備など放射能に汚染された施設の除染と撤去を行う。1号機の全ての施設を撤去した後、用地を再利用可能な状態に復元する作業に入る。

 解体完了の時期は2032年12月と見込まれている。解体にかかる予想費用は6437億ウォン(約631億円)で、作業は韓国企業が手掛ける予定だ。

最終更新:6/19(月) 10:45
聯合ニュース