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油彩の下地に天然砂使用 高松市塩江美術館で豊田泰弘さん作品展

6/19(月) 7:55配信

産経新聞

 ■温かみや懐かしさ感じて 

 食べ物や乗り物など、身近なものをモチーフに描く画家、豊田泰弘さんの作品展「やさしい時間」が高松市塩江美術館(塩江町)で開かれている。

 豊田さんは松山市在住で、倉敷芸術科学大学(岡山県)を卒業後、愛媛に拠点を置きながら、関西を中心に作品を発表してきた。香川県での作品展は今回が初めてという。

 光、記憶、日常をキーワードにした作品は、油彩の下地にサンドマチエール(天然砂)を使用している。そのため独特のざらつき感があり、絵肌からは温かみや懐かしさが感じられる。

 会場には油彩画59点、写真8点を展示。入り口近くにはカフェをテーマに、テーブルとイスを配置し、「ドーナツ」や「ミルクティー」などおいしそうな作品が並ぶ。奥には日常生活をテーマに「バターナイフ」「二つのカップ」など日用品を描いた作品が並ぶ。同館学芸員の三宅靖之さんは「作品からあふれるやさしい時間を感じて、楽しいひと時を過ごしてほしい」と話した。

 岡山県から友人と訪れた丸山聡子さん(43)は「(歯ブラシなど)いつも見ているものなのに、違って見えて面白い。小説の表紙のような作品もあり印象的だった」と話した。

 24日には、豊田さんが作品や制作について語る「アーティストレクチャー」(午後1時~)が実施される。

 7月17日まで。月曜休館。観覧料は大人300円、大学生150円、高校生以下と65歳以上は無料。問い合わせは同館(電)087・893・1800。

最終更新:6/19(月) 7:55
産経新聞