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松山 精彩欠き14位後退、6差逆転へ「諦める位置ではない」

6/19(月) 6:01配信

スポニチアネックス

 ◇米男子ゴルフツアー 全米オープン第3日(2017年6月17日 米ウィスコンシン州エリン エリンヒルズ=7818ヤード、パー72)

 前日に65の猛チャージをかけた松山英樹(25=LEXUS)は一転、4バーディー、3ボギーの71で伸び悩み、8位から14位に後退した。通算12アンダーの首位ブライアン・ハーマン(30=米国)とは6打差がついたが、過去に2人しかいない大逆転劇を狙う。

 優勝を狙っているからこそワナにはまった。15番パー4はティーグラウンドが前に出て288ヤード。松山は3Wで1オンを狙いに出たが、届かずバンカーへ。左足をバンカー外に置く苦しいアドレスからの第2打は脱出しただけ。第3打で1メートルに寄せたもののパットを外してボギーを叩いた。「簡単に3(バーディー)を取れる方法がないかなと考えた。前半よりショットが良くなった分、欲が出たのかもしれない」。

 メジャー自己ベスト65を出した前日から一転、ショットもパットも精彩を欠いた。前半は耐えて2つ伸ばし、一時は首位と1打差に迫ったが、後半は10番で1メートルのパーパットを外すなど苦しんだ。

 ショット直後に手を離す場面が目立ち、ラフやバンカーにつかまった。パットは好調だったフィーリングを失いパット数は25から30に増えた。「フィーリングが変わりすぎている。何か良い方法がないかなと思う」と頭を抱えた。

 J・トーマスが1ラウンドの大会最多アンダーパー記録を更新。全米オープン第3ラウンドでは史上最多の32人がアンダーパーで回った。松山も18番のバーディーで1つ伸ばしたが首位との差は6打に広がり「残念な結果」とうつむいた。

 全米オープンで最終ラウンドに6打差以上を逆転しての優勝は2度。60年にアーノルド・パーマーが7打差、73年にジョニー・ミラー(いずれも米国)が6打差をひっくり返した。「ビッグスコアを出せば、まだまだ諦める位置ではない」と話した松山は誰もいない練習場で打ち込んだ。

 ウィスコンシン州では日本人が快挙を成し遂げてきた。01年ミルウォーキー・オープンで丸山茂樹が米ツアー初優勝。15年全米プロ選手権で岩田寛がメジャー最少スコア63。松山はメジャー初制覇に向けて残り18ホールに挑む。

 ▽松山の最終日逆転優勝 今年の米ツアー、フェニックス・オープンの4打差逆転が自己最大。16年フェニックス・オープンは3打差逆転。日本ツアーではアマチュア時代の三井住友VISA太平洋マスターズと、プロ初勝利となった13年つるやオープンの2打差が最大。日米ツアー12勝のうち7勝が逃げ切りV。