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中国、株式バブル崩壊から2年、2400万人の投資家が市場を去る

6/19(月) 17:30配信

ZUU online

中国のニュースサイト「捜狐」は株式バブル崩壊2年にあたり、総括記事を掲載した。それは次のように始まる。

2015年6月12日、上海株式市場総合指数は5178ポイントのピークを付けた。その直後に指数は大暴落した。あれから2年、当時の熱狂は追憶の彼方へと去った。当時のにわか投資家たち今どこで何をしているのだろうか。またA株市場はどこに向かうのだろうか?

■大幅下落の2年間、今年の株価も冴えない

2015年6月15日の上海A株市場は、2度にわたり前週付けた5178ポイント超えにトライした。しかし結局果たせず103ポイントのダウンで引けた。当時の人々は一時的な調整に過ぎないと思い、危機が切迫していることには気付かなかった。

ところが6月15日~7月9日の間に3378ポイントまで約35%も下げた。さらに同2015年8月18日~26日の7営業日間で3999ポイントから2850まで26.7%のダウン。

さらに16年1月4日~27日の18営業日間には3536ポイントから2638まで22.7%下落した。

また17年に入っても株価は冴えない。4月7日~5月11日までの24営業日間で229ポイント、6.69%の下げを記録した。金融サイト「和訊網」の統計によるとこの2年間の上海指数下落幅は40%に近い。深セン指数はさらに高く44%、中小型株指数では55%にもなっている。

■2400万人の退場者

5178ポイントのピーク時から現在まで、およそ3200銘柄中全体の75%に当たる2400銘柄が下落している。下落幅80%以上という銘柄も10を超えている。

また2年前の上場銘柄数2749のうち、43%に当たる1180銘柄が50%以上の下落を経験した。例えばIT金融情報サービスの「安硯信息」は最高で474元まで上昇し、株式市場の玉座にまで上り詰めた。それが断崖の下へ突き落され、今は25.83元(2017年6月16日終値)に過ぎない。

2015年6月8日~12日のピーク週、証券会社に登録した投資家数は8891万人だった。そして実際に売買に参加した投資家数は3588万人だ。その一年後、2016年6月13日~16日の週、登録投資家数は1億763万人に増加していた。

しかし実際に売買したのは1694万人と半分以下だった。今年の2月に株式統計の改定が実施され、従来統計の最終は2017年2月3日までの週だった。その週に売買した投資家数はわずか1186万人にすぎない。2年前の3分の1となり、2400万人の投資家がA株市場から去ったのである。

■市場で見られる新しい動き

しかし市場には新しい動きも見られる。貴州芽台、雲南白薬、格力電器などの銘柄が史上最高値を更新した。またこの2年間で775銘柄が株価とは連動していないものの、収益の改善を果たしている。そのうち412社は80%以上も改善した。

これらは比較的最近になって上場した企業群だ。そして業績優良な企業の株価は、一部で独自の動き(上昇)を見せるようになった。しかし中国を代表するネット関連企業の株価は業績に連動せず、依然として思わしくない。これは良くない傾向である。

中国人は投資家というより勝負師、ばくち打ちの側面が強い。2015年のピーク前後はバスや地下鉄に乗車すると、ほぼ全員がスマホ画面にかじりつき、株価をチェックしていた。あまり長期投資という考えはなく、値動きの小さな今のような状態は中国人の好みではないのである。健全な株式市場への道には、まだ時間がかかりそうである。(高野悠介、中国貿易コンサルタント)

ZUU online

最終更新:6/19(月) 17:30
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