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東武鉄道、SL習熟訓練を公開 出庫点検や試運転に「大汗」 栃木

6/19(月) 7:55配信

産経新聞

 8月から蒸気機関車(SL)の復活運転を目指す東武鉄道が機関士ら乗務員の習熟訓練を報道陣に公開し、出庫点検や、実際の運行と同じダイヤでの試運転などで8月10日の運行開始に備えた。

 東武鬼怒川線下今市-鬼怒川温泉間を運行するSL「大樹(たいじゅ)」(C11形207号機)。訓練は16日に公開され、下今市駅構内の機関庫で運行2時間前からの出庫点検では、ボイラーの蒸気圧を上げて準備し、金づちで車体をたたいてビスの緩みがないか確認する打音検査などが行われた。

 転車台を使って方向転換させてSLと客車を連結する作業の後、列車は駅ホームへ。出発前の最終点検の後、試運転列車は鬼怒川温泉駅に向かった。

 機関士の黒田健一さん(47)は「SLの運転をぜひやってみたいと機関士を希望した。曲線と勾配が多い区間がある。運転技術を身につけていきたい」と課題を見据えた。石炭を投入する機関庫は蒸し暑く、機関助士の梅林俊輔さん(47)は「大汗です。脱水症状に気を付け、1回の運行で1・5リットルの水を飲んでいる」と話した。

 鬼怒川温泉駅は駅前広場に転車台が整備され、駅乗降客や観光客らもSLが転車台で方向転換する様子が見られる。この日も大勢の人がカメラを構えたり、SLに手を振ったりして歓迎した。同社SL事業推進プロジェクトの守都(もりと)正侯(まさとき)課長(45)は「SLをきっかけに日光へのリピーターを増やすような仕掛けを作っていきたい」と運行開始後を見据えている。

最終更新:6/19(月) 7:55
産経新聞

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