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<梅雨>西日本で雨降らず 気象庁、梅雨入り日見直しも

6/19(月) 11:26配信

毎日新聞

 ◇四国で取水制限のダムも

 6月7日の梅雨入り発表以降、西日本を中心に雨が降らない日が続いている。翌8~18日の11日間で、大阪市や神戸市の降水量は「ゼロ」。空梅雨の様相を受けて、気象庁が梅雨入り日を見直す可能性も出てきた。少雨傾向は4月下旬から続いており、取水制限に踏み切るダムも出始めている。

 広範囲で雨が降った7日、気象庁は、近畿地方や中・四国地方などが梅雨入りしたとみられると発表。ただ、大阪、神戸、高松、岡山の各地点の降水量は翌8日以降はゼロが続き、京都、奈良、広島も11日間で0.5ミリと、ほとんど降っていない。

 発表当初は数日後に天気が崩れるとみられたが、まとまった雨は降らなかった。大阪管区気象台の予報官によると、梅雨前線を南から押し上げる太平洋高気圧が、予想されたほど張り出してこなかったことが原因という。梅雨入り時期は、9月の確定時に現在の「7日ごろ」から変更される可能性もある。

 春からの長期にわたる少雨傾向も顕著だ。4月下旬からの降水量は、京都、和歌山、徳島で平年の3~4割程度。梅雨入り発表後も解消されず、気象庁は農作物や水の管理に注意を呼びかけている。

 四国では長安口ダム(徳島県)の貯水率が20%台まで落ち込むなどし、四国の水がめとされる早明浦ダム(高知県)など複数のダムで取水制限をしている。

 農家の心情は複雑だ。堺市などでミニトマトなどの露地栽培をしている川西卓也さん(43)は「日照時間が長いので作物はよく育つが、毎日3時間は水やりをしなくてはならず、草取りなどに手が回らない」。昨年は夏の盛りに農業用の池の水が枯れてしまったといい、「この時期に雨が降らないと、夏場の渇水が心配だ」と話す。

 気象台によると、7月中旬にかけて近畿地方の降水量は平年並みとなる見込み。21日ごろには梅雨前線が北上し、広範囲でまとまった雨になりそうだ。予報官は「特に梅雨の後半は豪雨になることも多いので、油断しないでほしい」と呼びかけている。【池田知広、青木純】

最終更新:6/19(月) 16:42
毎日新聞

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