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<記者の一日入門>女子プロレスラーにもまれる

6/19(月) 20:00配信

河北新報

 東北地方も梅雨入りまで秒読みに入った。「梅雨のじめじめと運動不足を同時に解消したい」。そんな声に応え、記者たちが各所で爽やかな汗を流してきた。取材を忘れ、跳んだり、跳ねたり、投げられたり-。仙台圏のお薦めアクティビティーを紹介する。

【地図】仙台市若林区の仙女道場

◎リング上で「非日常」体験

 「燃える闘魂で行け」と先輩たちから気合を入れられ、仙台市の女子プロレス団体センダイガールズプロレスリング(仙女)の門をたたいた。闘う女たちの汗と涙が染み込んだ四角いジャングルを前に粛然とした気持ちになる。

 「プロレスの魅力は非日常をリアルタイムで体験できるところ。リングを使った実際のトレーニングを体験してほしい」

 入門3年目にして2度、仙女が主催する大会のチャンピオンに輝いた橋本千紘(ちひろ)さん(24)が語る。

 この日は誰でもプロレスを体験できる「仙女サークル」の開催日。橋本さんの指導を受けながらストレッチ、筋トレ、マット運動といったメニューをこなす。

 最後は待ちに待った模擬プロレスだ。「燃える闘魂」のイメージカラーは赤。自前で購入した真っ赤なパンツをはき、いざリングへ-。

 ブルース・リーが映画で着用した黄色いコスチュームをまとった登米市の会社員福来弘樹さん(39)を相手にリング上でにらみ合い、がっちり組む。ヘッドロックをかけられ、ラリアットをかわし、腕をつかんで投げた。

 仙女サークルは2013年4月、東日本大震災の復興支援の一環として始まった。試合が開催できなかった時期、「何かできることはないか」と企画を練ってきた。「自分たちが勇気をもらったようにプロレスで勇気を与えたい」と選手たちのハートは熱い。

 橋本さんにサインしてもらった赤パンは、背中に残るロープの痕とともに良い思い出になった。

 後日、写真とキャプションを見たプロレス好きの担当デスクに一喝された。「赤パンは燃える闘魂・アントニオ猪木じゃない。ジャイアント馬場だ」(佐藤駿伍)

[センダイガールズプロレスリング(仙女)]代表は「女子プロレス界の横綱」と呼ばれる里村明衣子選手。2005年、国内初の地域密着型女子プロ団体として設立され、選手5人が在籍。仙女サークルは水曜日開催(不定期)。参加費は1回1000円。事前申し込み不要。住所は仙台市若林区清水小路1丁目の明善倉庫。連絡先は同団体022(391)0737。

最終更新:6/19(月) 22:27
河北新報