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4番復活頼む!阪神・福留、3度の得点圏で打てず交流戦打率・164

6/19(月) 7:00配信

サンケイスポーツ

 (セ・パ交流戦、阪神0-1楽天、3回戦、楽天2勝1敗、18日、甲子園)悲鳴とともに、打球が黒土を転がる。福留はうつむいて走り出すしかなかった。鮮やかに転送され、絶好機が消え去った。打ちあぐねた岸を最も追い詰めた0-1の八回一死一、三塁。最も信頼できる男が打席に入ったが、待っていたのは最悪の結末だった。

 「…」

 二ゴロ併殺では、敗戦の責任を一心に背負い、無言を貫いて引き揚げるしかなかった。初球の134キロ変化球を仕留めにいったが、中間守備の網にかかった。打球はこの試合、再三の好プレーで虎を阻んでいた二塁手・藤田の正面へ。そこから「4-6-3」とつながれ、併殺が完成した。

 1点を奪われた直後の六回先頭では、岸が得意とする緩いカーブを見事にとらえて中前打。3試合15打席ぶりの「H」ランプを灯していたキャプテンだが、得点にはつなげられなかった。4打数1安打で、交流戦期間を打率・164(61打数10安打)、0本塁打、4打点でフィニッシュした。

 負担を一身で受け止めた期間でもあった。その経験でチームを救うため、守備では左翼に回り美技を連発。16日の楽天戦(甲子園)でも前方の打球をダイビングキャッチ。「たまたまグラブに入ってくれた。サダ(岩貞)がいい投球をしていたから」と語り、チームのために身を粉にした。痛めている右手中指が万全でない中、全18試合のうち17試合に先発出場。糸井が左太もも裏の軽い筋挫傷で離れると休養日もなく戦い抜いた。

 ゲームのない4日間を挟み、またキャプテンは復活する。勝負のときはまだ先だ。切り替えて。ただチームのために。福留はまたセ界で暴れる。

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