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<脅迫>神戸山口組系組長を逮捕 山口組系組長に発砲音出す

6/19(月) 11:53配信

毎日新聞

 名古屋市港区で昨年12月に銃声のような音が聞こえたとの通報が相次いだ事件で、愛知県警港署捜査本部は19日、遊戯銃で指定暴力団山口組系の組長を脅したとして指定暴力団神戸山口組系の組長ら2人を脅迫容疑で逮捕した。捜査本部は山口組分裂に伴う抗争の一環とみて調べている。

 逮捕されたのは、神戸山口組山健組傘下で愛知県あま市に本部を置く4次団体の組長、吉田耀一容疑者(49)=あま市本郷取替=と組員、吉山政男容疑者(52)=住所不定。2人とも「間違いありません」と容疑を認めているという。

 逮捕容疑は共謀して昨年12月6日午後9時20分ごろ、名古屋市港区錦町の雑居ビル周辺の路上で、飲食店から出てきた山口組弘道会幹部で三重県に本部を置く3次団体の組長(46)に遊戯銃を突きつけ、発砲音を出して脅したとしている。

 捜査本部によると、銃は火薬が使われていたものの、音しか出なかったとみられる。捜査本部は吉田容疑者が指示、吉山容疑者が実行したとみている。

 2015年8月の山口組分裂以降、抗争事件は全国で起きており、現場から銃弾や弾痕は見つからなかったものの、県警捜査4課などは銃器による殺人未遂容疑事件として、港署に捜査本部を設置し調べを進めていた。県警は、今後も抗争が続く可能性があるとみて警戒を強めている。

 警察庁によると、山口組分裂が背景にあるとみられる事件は昨年末までに全国で41件発生。山口組の中核組織・弘道会の本部がある名古屋市でも、抗争とみられる事件が相次いでいる。昨年7月には中区で神戸山口組傘下組織の幹部(当時64歳)が射殺され、弘道会傘下組織の幹部らが殺人容疑などで逮捕、起訴された。

最終更新:6/19(月) 13:19
毎日新聞