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巨人・亀井、号泣!延長十二回逆転サヨナラ弾で劇的すぎる由伸監督100勝

6/19(月) 7:00配信

サンケイスポーツ

 (セ・パ交流戦、巨人7x-5ロッテ=延長十二回、3回戦、巨人3勝、18日、東京D)日本生命セ・パ交流戦は18日、各地で5試合が行われ、巨人はロッテ最終戦(東京ドーム)の延長十二回、途中出場の亀井善行外野手(34)が右翼席に1号3ランを放ち、7-5で逆転サヨナラ勝ちした。リーグ戦開幕の中日3連戦以来となる同一カード3連勝で交流戦を締めくくり、球団初の最下位を回避。就任2年目の高橋由伸監督(42)の通算100勝を、劇的な勝利で飾った。

 自然と熱いものがこみ上げた。三塁を回ったときには、亀井はもう泣いていた。男の意地にかけて放った一発。本塁で待ち受けたナインにもみくちゃにされた後、高橋監督の胸に飛び込み、抱擁を交わした。

 「チームに迷惑をかけて、監督の顔は見られなかった。でも『よくやった』と言ってもらった」

 お立ち台でも涙が止まらなかった。2点を勝ち越されて迎えた延長十二回。坂本の適時二塁打で1点差に迫ったところで、マギーがこの日3度目の敬遠で歩かされた。八回の守備から出場した亀井は八回一死二、三塁、十回二死二、三塁の好機でともに凡退しており、「チャンスを潰してしまった」と悔しさが募っていた。

 前打者が敬遠されて自身で勝負されるのは、打者としては耐え難い屈辱。しかも3打席連続ならなおさらだ。鬼のような形相で打席に入ると、大嶺祐の3球目の変化球をフルスイング。打球が右翼席に飛び込む前に右拳を握った。「覚えていない。最後に打てなかったら命を取られると思って打席に入った。心が折れていたので、奇跡としか言いようがない」。負けていれば球団初の交流戦最下位。“三度目の正直”で、がけっぷちのチームを救った。

 どん底からのスタートだった。5、6月にかけて、球団ワースト記録を更新する13連敗。13日には堤辰佳ゼネラルマネジャー(GM)が退任する異例の事態に陥った。だが同日、鹿取義隆・新GMが石井一夫・新球団社長と会見し、出直しを図って以降は5勝1敗だ。両軍が野手を全員使い切る総力戦を制した高橋監督は「最後までよく粘ってくれた」と選手をたたえた。

 この日の勝利が指揮官の通算100勝。就任2年目での節目に「劇的な試合。思い出に残る」と笑顔を見せた。借金を7まで減らし、「いい形で試合ができている。このまま続けられれば、少しずつチャンスが出てくる」。23日のリーグ戦再開へ、最高の形で交流戦を締めくくった。

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