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行田で世界最大規模の「田んぼアート」田植え作業 古代の神話をテーマに /埼玉

6/19(月) 14:22配信

みんなの経済新聞ネットワーク

 行田市の古代蓮の里東側水田で6月17日・18日、世界最大規模の「田んぼアート」の田植え作業が行われた。(熊谷経済新聞)

今年のテーマは、「イナダヒメノミコトとスサノオノミコト」

 田んぼアートは水田をキャンバスとし、色彩の異なる複数の稲を植え付けることで文字や図柄等を表現する取り組み。同市では2008年度から始まり、「彩のかがやき」など九種類の苗を植え、色の違いで絵や文字を表現。2015年にはギネス世界記録(2万7195平方メートル)に認定された。

 10年目を迎える今年のテーマは、「イナダヒメノミコトとスサノオノミコト」。古代ロマンあふれる行田のお米のPRと豊作を願い、稲田の守護神や美田の女神として親しまれている「イナダヒメノミコト」を、ヤマタノオロチ伝説で知られる夫の「スサノオノミコト」とともに古代蓮会館東側の水田に描く。

 田植え作業は事前募集により市内外から応募があり、2日間で延べ950人が参加した。

 17日は絵柄部分の田植えを行うボランティアが集まり、5班に分かれて作業を開始。水田は事前に専門科による測量が行われ、図案に合わせて細かくロープで区分けされており、各班は黄緑や黒の苗を手に1苗ごと慎重に手植えでの作業を行った。日が高くなるにつれ気温が上昇した同日は、スタッフが「水分補給を」「休憩を取って」など声を掛けながら午後まで作業が続けられた。同実行委員会の担当者は「絵柄部分は細かい手植えでやり直すことも難しいが、毎回参加してくれるボランティアがいるので本当に助かっている」と話す。

 18日は一般参加者による田植え体験を兼ねた田植え作業で親子や家族での参加もあった。初めて水田に入ったという小学1年生の男の子は「田んぼに入ったとき足が抜けなくなって怖かったけど、だんだん慣れて面白くなった」と話した。

 苗が育ち、色とりどりの稲を生育させ見頃を迎えるのは8月以降。隣接する古代蓮会館にある高さ50メートルの展望タワーからは田んぼアート全体を眺めることができる。

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