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<佐賀銀>1億円超の高額預金者169人 顧客情報が流出

6/19(月) 12:33配信

毎日新聞

 佐賀銀行(佐賀市)は19日、同行に高額の預金をしている169人分の顧客情報が流出したと発表した。福岡市内の同行2支店で昨年あった窃盗グループによる侵入事件と多額窃盗事件に関与したとして公判中の元同行員、吉田淳被告(42)=懲戒解雇=が顧客データベース(DB)で高額預金者の情報を検索・抽出した形跡があった。同行の調査で吉田被告が顧客情報を流出させた疑いが出てきため、福岡県警は窃盗容疑を視野に調べている。

 同行によると流出したのは、同行に1億円以上の預金をしている顧客の名前や住所、預金残高、電話番号など。佐賀、福岡両県の顧客が中心だった。口座番号や暗証番号は記載されておらず、これまでに情報の悪用や窃盗などの被害は確認されていないという。同行は顧客に謝罪した。

 吉田被告の共犯者とされている被告の弁護士が顧客情報が書かれた3枚のリストを福岡県警に提出。同行は福岡県警から5月30日に調査依頼を受けて照合し、一致した。

 DBは営業などに使うため本部の行員であれば閲覧できる。同行が吉田被告の在職時のDB検索記録を調べると、吉田被告が昨年7月5日に1億円以上の預金者を検索し、リストにある情報と同じデータを抽出したことが判明した。

 同行箱崎支店(福岡市東区)では昨年8月、金庫破り目的の侵入事件があった。また、同10月には、同行干隈支店(同市城南区)で現金5430万円が盗まれ、福岡県警は窃盗容疑などで計11人を逮捕。同行は、頭取など22人を減俸などの処分にしている。【池田美欧、宮崎隆】

最終更新:6/19(月) 12:59
毎日新聞