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天国のお父さんやったよ!中日D1・柳プロ初星、ウイニングボールは仏壇に

6/19(月) 7:00配信

サンケイスポーツ

 (セ・パ交流戦、中日4-3西武、3回戦、中日2勝1敗、18日、ナゴヤD)天国のお父さん、勝ったよ!! 中日のドラフト1位・柳裕也投手(明大)にとって忘れられない父の日になった。

 「やっと1勝をすることができた。野手のみなさん、岩瀬さん、田島さんに感謝しかない」

 7回を7安打3失点。登板6試合目(先発は3試合目)でプロ初勝利をつかんだ。

 直球は最速142キロだったが、得意のカーブ、チェンジアップを織りまぜて西武打線に的を絞らせなかった。3-1の六回一死一塁で中村に適時二塁打。二死三塁から暴投で追いつかれたが、「こういう日に勝たせてもらって『なにかあるのかな』と思う」。

 同点のまま迎えた七回、柳の代打・工藤が右前打で出塁し、一死二塁から亀沢が勝ち越しの中前打。八回から岩瀬、田島とつないで、ルーキーに白星をプレゼントした。

 ウイニングボールを握りしめた柳は「まず父に伝えたい。実家の仏壇に置こうと思っています」としみじみと話した。

 小学6年生のとき、運送業の仕事に就いていた父・博美さん(享年37)を交通事故で亡くした。以降は、母・薫さんに女手一つで育てられ、横浜高、明大と、宮崎・都城市の実家を離れて過ごした。

 「僕を野球選手にさせたかった父の思いもある。だから、どんなにきつい練習も嫌だと思わなかったし、逃げ出したいと思ったこともない」

 プロになる夢はかなったが、3月上旬に右肘を痛めて出遅れた。大学時代にしのぎを削ったルーキーがプロ初勝利を挙げていく中で、ようやく追いついた。

 「とくに星(明大の同期でヤクルトD2位)はライバルだと思っているから。きょうが僕のスタート。もっと上を目指していきたい」

 チームも交流戦を9勝9敗で乗り切った。23日から再開されるリーグ戦へ、ナインが一つにまとまった勝利でもあった。

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