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<全米OPゴルフ>松山2位 頂点見えた「プレーに満足」

6/19(月) 12:38配信

毎日新聞

 【エリン(米ウィスコンシン州)松本晃】日本ゴルフ界の歴史にその名を刻んだ。男子ゴルフの今季メジャー第2戦、全米オープン選手権の最終ラウンドが18日、当地で行われ、松山英樹(25)がメジャーの日本勢最高順位の2位に入った。ブルックス・ケプカ(米国)が優勝を決めると、松山は悔しさを表に出さずに「ブルックスがいいプレーをした」とたたえ、自らのプレーについても「満足している」と充実感をにじませた。

【最終日、松山の猛チャージを写真特集】

 第3ラウンドで14位に後退しても「ビッグスコアを出せば、まだまだあきらめる位置ではない」と語った松山は、スタートから冷静にバーディーを積み重ねた。5番(パー4)までで3バーディーを奪う。昨日(17日)、雨が降る中で、感触が悪かったショットの修正に取り組んだ成果を発揮した。

 普段は冷静な松山だが、この日は気持ちも前面に出して戦った。今大会世界ランキングのトップ3がすべて敗退し、同4位と最上位の自分にとってのチャンスだと分かっていた。6番(パー3)で、第1打でグリーンをとらえられず、じだんだを踏んで悔しがり、上位と差が縮まってきた16番(パー3)でバーディーパットを沈めると、ガッツポーズを作って喜んだ。

 最終18番(パー5)を終えた松山に、ゴルフをよく知る米国の観客は大きな拍手で賛辞を惜しまなかった。松山と同じく1980年に同選手権で2位になり、今回は現地でプレーを見守った青木功さん(74)も「15番をボギーで、すぐ16番で(バーディーを)とれたので良い結果が出た。ああいうゲームを松山ができるようになって、ゴルフが今まで以上に大きくなった」と成長ぶりをたたえた。

 優勝争いを演じ、最終的には7位だった昨年4月のマスターズでは「世界のトップ選手の中に少しずつ加われている。けど、まだ自信はない」と語っていた松山。だが、今は違う。「いいショットが打てる回数が増えてきてるので、自信を持ってやっていければ、優勝のチャンスもいけるんじゃないか」。松山自身の目標で、日本男子ゴルフ界の悲願でもあるメジャーでの頂点が見えてきた。

 ◇明徳義塾ゴルフ部総監督「強くなった」

 中学・高校時代の松山選手を知る明徳義塾(高知県須崎市)ゴルフ部の高橋章夫・総監督(67)は「真面目にこつこつやるタイプで、朝早くからランニングや練習をしていたのを覚えている。テレビで全米オープンを見ていて改めて、すごい、強くなったと思った。いずれは世界ランキング1位になってほしい」と喜んだ。【松原由佳】

最終更新:6/19(月) 13:14
毎日新聞