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佐賀銀で富裕層の個人情報流出 元行員が窃盗犯らに提供

6/19(月) 12:55配信

ITmedia ビジネスオンライン

 佐賀銀行は6月19日、2016年に同行支店で現金約5400万円が盗まれた事件に関連し、預金残高1億円以上の顧客169人の個人情報が犯人グループに流出していたと発表した。元行員で、同事件を巡って窃盗罪などで逮捕・起訴されている被告が共犯者らに顧客情報を漏えいしていたという。

【事件の概要】

 流出した情報は、該当顧客の住所、氏名、電話番号、預金残高、取引店の店番、顧客番号など。同行は現在、警察に被害届を提出した上で、情報が流出した顧客を訪問し、謝罪と説明を行っている。

 同行によると、現時点で情報流出の影響で何らかの被害に遭った顧客はいないという。

●事件は昨秋発生、約5400万円が奪われた

 事件では、昨年8~10月、同行箱崎支店と干隈支店に男らが侵入。箱崎支店では被害はなかったが、干隈支店で現金約5400万円が奪われた。

 産経新聞の報道によると、情報を漏えいした吉田淳被告は多額の借金を抱えており、同事件を主導したヤミ金融業者の男に返済目的で顧客情報を提供したという。ヤミ金融業者らは、窃盗のターゲットとするため、富裕層の情報を求めていたとみられる。

 吉田被告は、昨年11月7日付で懲戒解雇処分が下されている。

 佐賀銀行は、「二度とこのような事態を起こさぬよう、再発防止に向けて内部管理体制の一層の充実・強化を図るとともに、法令順守教育のさらなる徹底と倫理観の向上に取組む」とし、「お客さまの信頼回復に向けて役職員一同、全力を挙げて努めて参ります」とコメントしている。

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