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【巨人】阿部、連発で原さん超え383号!「逃げずにずっと戦い続けなきゃ」

6/19(月) 6:06配信

スポーツ報知

◆日本生命セ・パ交流戦 巨人7x―5ロッテ=延長12回=(18日・東京ドーム)

 スイングの速さと鋭さ、打球の音と角度、フォロースルーとバットの放り投げ方…。阿部の一連の動作全てがアーチストだった。「久しぶりに打ててうれしいですね。勝ちにつながるホームランを1本でも多く打てるようにしたい」。2回1死、カウント3ボール。佐々木の高め直球を、右翼席の最上段へぶち込んだ。5月16日のヤクルト戦(東京D)以来、約1か月ぶりとなる9号ソロ。通算382発として原辰徳前監督に肩を並べた。

 原氏からは技術を含め多くのことを学んだ。最も印象に残っているのが、最後の“メッセージ”だ。15年シーズンはヤクルトとのCS最終Sに敗れて終戦。数日後、家族で食事に出かけた先で偶然、監督を退任したばかりの原氏に会ったという。「それまで見たこともないような柔らかい表情をしていた。それだけ、ものすごい重圧の中でやっていたんだな、と。だから俺も『GIANTS』のユニホームを着ている限りは、逃げずにずっと戦い続けなきゃいけないと思った」。伝統を背負うことの重さを改めて教わった。

 続く打席で、その師匠を追い抜いた。2点リードの4回先頭。今度は外角142キロを、右翼席中段へ押し返した。「タイミングよく振り抜くことができました。(原氏超え?)うれしいですね。さらに上を目指して頑張ります」。普段から試合展開次第でバットを握る長さを変えることがあるが、この日は指2本分ほど短くバットを握った。昨年8月26日のDeNA戦(横浜)以来となる2打席連発。入団から17年連続2ケタ本塁打は、長嶋茂雄終身名誉監督に並び巨人歴代1位。スタンドで観戦していた父・東司さんの前で、偉業を成し遂げた。

 思わぬアクシデントは6回1死一塁だった。松永が投じた顔面付近の球をよけて倒れた際、右膝付近を負傷して途中交代。試合中に病院へ向かった。診断結果と患部の状態を見て判断することになるが、最悪の場合、登録抹消の可能性もゼロではない。順調にカウントダウンしてきた2000安打にも暗雲がたれ込める。しかし、これまでがそうだったように、試練は真正面から受け止め、乗り越える。(尾形 圭亮)

最終更新:6/19(月) 6:06
スポーツ報知

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