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尾野真千子と向井理が野際陽子との思い出語る「役作りの姿勢に感動した」

6/19(月) 14:56配信

映画ナタリー

「いつまた、君と ~何日君再来(ホーリージュンザイライ)~」の公開直前イベントが本日6月19日、東京・神田明神で行われ、キャストの尾野真千子、向井理、監督を務めた深川栄洋が出席した。

【写真】「いつまた、君と ~何日君再来~」公開直前イベントの様子。(他23枚)

向井の祖母・芦村朋子の手記をもとにした本作。戦後の混乱期、朋子とその夫・吾郎が、時代の波に翻弄されながらも懸命に生きる姿が描かれる。尾野が朋子を演じ、向井が自身の祖父である吾郎に扮した。イベントでは荘厳な雰囲気の中、向井は落ち着いた表情で、尾野は真剣な顔つきで目を閉じ、映画のヒットを祈る。

続いて社務所の地下で3人によるトークが行われた。劇中で絶命するシーンがある向井は、撮影中に役作りのため徐々にやせていったという。「ただごはんを食べないだけなんですけど、そのシーンの撮影前日は徹夜で現場に向かいました。そうすると目の下にいい感じのクマができるんです」と役作りを明かす。それを横目で見ていたという尾野は「本当に心配でした。心配でしたけど、私は『がんばってね』と思いながら、ご飯をばくばく食べてました(笑)」とコメントし、会場の笑いを誘った。

深川が夫婦を演じた尾野と向井について「とても仲のいいお二人。戦後という誰もが大変な時期を描いた作品だが、2人がそろうと撮影現場に笑顔があふれた」と回想。尾野は向井の印象を「隣りにいてすごく居心地がいい方」と話し、「しゃべり方や声のトーン、空気感が、一緒にいる人に『ここにいていいんだ』と思わせてくれる」と明かした。向井は「尾野さんがもともと持っている朗らかなオーラのおかげ」と謙遜し、「何より彼女はもんぺが似合う。夫婦を演じていてとても安心感がありました」と相性のよさをアピールした。

トークでは、本作のキャストであり、6月13日に81歳で亡くなった野際陽子の思い出を3人が語る一幕も。向井は完成した映画を観た際、自身の祖母・朋子の晩年を演じた野際の姿に「おばあちゃんがいる!」と驚愕したといい、「方言や口癖や容姿が祖母にそっくりで、野際さんの意欲的な役作りの姿勢に感動しました」と明かす。野際と同じく朋子を演じた尾野は、本読みのときに「同じところがあるといいわね」と野際から声をかけられたことを述懐。そして「あのときにもっと話しておけばよかった」と後悔をにじませた。

最後に尾野は作品について「この映画のテーマは“受け継ぐ”ということ。朋子さんや吾郎さん、そして野際さんから次世代に受け継いだ何かが作品を通して伝わったらうれしい」と語り、イベントを締めくくった。

「いつまた、君と ~何日君再来~」は、6月24日より全国でロードショー。



(c)2017「いつまた、君と ~何日君再来~」製作委員会

最終更新:6/19(月) 14:56
映画ナタリー