ここから本文です

知的障害者ら力強く堂々と和太鼓演奏 満員の会場に響く 滋賀 

6/19(月) 7:55配信

産経新聞

 知的障害を持つ子供たちと保護者らでつくるグループ「和太鼓とんとこ」の演奏会が18日、大津市におの浜のピアザ淡海で開かれた。ホールがほぼ満員となる約400人が訪れ、子供たちが打ち鳴らす音色に耳を澄ませた。

 グループは平成7年に結成し、大津市を拠点に活動。演奏を通じて子供たちの成長を促す狙いがあり、練習中には年長メンバーが精神的に不安定になった年少メンバーをなだめたりするという。今回の演奏会に先立ち、体力面での課題を解決するため、通常の練習に加え、グループ初の合宿も行った。

 この日はメンバー約40人が、石川県七尾市に伝わる「ほうねん太鼓」のアレンジ曲など11曲を力強く演奏。県立北大津養護学校高等部2年の岡本邦啓さん(16)は「練習はきつかったけど、今日はとても楽しかった。今後も活動を続けていきたい」と笑顔で話した。

 観客として訪れた、ダウン症の子供を持つ大津市南郷の主婦、曽我美穂さんは「メンバーの中にはダウン症の方もいて、すばらしい演奏をする姿に勇気づけられた」と話していた。大津市坂本の看護師、徳永なお子さん(65)は「失敗しても堂々と楽しんで太鼓をたたいている姿が印象的だった」と話していた。

 同グループは10月29日にも、大津市黒津の「とことんハウスいちえホール」で演奏会を開く予定。問い合わせは、グループ事務局(電)077・525・2277。

最終更新:6/19(月) 7:55
産経新聞