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<ダリア>大分・旧中津江村が村おこし 八女から苗400本

6/19(月) 13:43配信

毎日新聞

 ダリアで“村おこし”を--。2002年のサッカー・ワールドカップ(W杯)カメルーン代表のキャンプ地として一躍有名になった大分県の旧中津江村(日田市中津江村)に福岡県の同じ山村からダリアの苗約400本が届いた。昨秋も200本鉢植えしており、元中津江村長で中津江村地球財団理事長の坂本休さん(86)は「ダリアの球根を住民に配布し、人の心が安らぐ花の村として活性化させ過疎化に歯止めをかけたい」と願いを込めている。

 苗は福岡県八女市星野村の「星の花公園」から、昨秋に引き続き運ばれてきた。経営者の足達透社長(66)が園の花をシャクナゲ中心にするのに伴い、不要となるダリアの引き取り手を同市にいる友人の青果卸業、大石謙二さん(69)に相談。さらに、大石さんは知人で福岡市に本拠がある社会医療法人財団「池友会」理事長の蒲池真澄さん(77)に持ちかけ、共通の知り合いだった坂本さんとの間でとんとん拍子に“友情のリレー”の譲渡計画が進んだ。

 足達さんが16日にトラックで苗を中津江村にある地球財団経営の観光施設「鯛生金山」に搬入。蒲池さんが自前の医療用搬送ヘリ「ホワイトバード」で到着し、中津江村などの二つの保育園の園児12人の歓迎を受けた。

 大石さんも立ち会い、園児らが金山事務所前の広場で苗を鉢植え。蒲池さんは「少しでも村おこしの手伝いをしたかった」と顔をほころばせ、足達さんも「ダリアは花の形、色がさまざまで、しかも花期が長い。村おこしにぴったり」と話した。

 中津江村はW杯時の人口1362人が、市町村合併を経て現在822人と過疎化が進んでいる。坂本さんは昨秋植えて開花し始めたダリアを見ながら「球根がたくさんできたら全住民に配り『ダリアの村』として観光客を呼び込みたい。子供たちの将来をダリアに託したい」と夢を語った。【楢原義則】

最終更新:6/19(月) 16:44
毎日新聞