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Mr.マリックのナマ超魔術に“奇跡のテノール”ベー・チェチョル驚がく

6/19(月) 21:54配信

東スポWeb

“アジア最高のテノール”と称されたべー・チェチョル(47)が19日、東京・渋谷区のBunkamuraオーチャードホールで、日本メジャーデビューCD「THE SINGER」(21日発売)の発売記念コンサートを行った。

 2005年に甲状腺がんで声帯および横隔膜の神経を切断。声楽家として命の次に大切な歌声と右肺の機能を失った。その後、音声外科医の世界的権威・一色信彦京大名誉教授の声帯機能回復手術を受け、リハビリを経て2008年末に奇跡の復活を果たし「奇跡のテノール」と称された。

 右肺は9割方回復したものの、現在も右側の声帯は完全にまひしたままだ。ベーの激動の半生は、日韓合作映画「ザ・テノール 真実の物語」で映画化されている。

 会場には、超魔術のMr.マリックが花束を手に駆けつけ「奇跡を起こすのはマジシャンの仕事だと思ったが、ベーさんこそ奇跡を起こした。3年半前、その歌声に魅了されファンになった。復活した奇跡の歌声で、全国のファンの魂を揺さぶっていただきたい」との言葉を贈ると、ベーのCDジャケットにハンカチを通過させるというマジックを見せた。

 ベーは「至近距離で見たが、さっぱり分からなかった。本当にプロだと思った」とマリックを絶賛した後「現在もがんの治療はしている。だが、病気をしてこういう経験をしなかったら、声自体が私のものだと思っていた。今は与えられたものだと感じて、歌わせてもらっている。日本でCDが出てコンサートが開けるなんて、感謝と感動でいっぱい」と語った。

 のどの状態は健康だった時に比べると半分程度だというが「私自身、あのような状態からこうして歌えるなんて、普通には起こらないことだと思う。とても感慨深い」と歌える喜びを感じながら、最高のステージを見せるべく努力を続けている。

 数え切れないほど来日し、大の日本通でもある。「日本は大好きだが、特に食べ物がおいしいのがいい。地方にはおいしいものがたくさんある。歌うための体力維持にも、食べることは大切。やはり、おすしもいいがラーメンかな。地方によっていろいろと味が違うので」と笑みを浮かべた。

 公演は7月15日に福岡・久留米シティプラザ、同19日に大阪・グランキューブ大阪、同21日に大阪・ザ・シンフォニーホールでも行われる。

最終更新:6/19(月) 21:54
東スポWeb