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梅田で回顧展「西山夘三のすまい採集帖」 住宅スケッチなど90点 /大阪

6/19(月) 17:17配信

みんなの経済新聞ネットワーク

 グランフロント大阪(大阪市北区大深町)12階のLIXILギャラリーで6月9日、回顧展「超絶記録!西山夘三(うぞう)のすまい採集帖(ちょう)」が始まった。(梅田経済新聞)

西山夘三が描いた「京の町家」

 京都大学の元教授で、戦後日本の住居学をけん引した建築学者・西山夘三(1911年~1994年)の研究と人柄に光を当てた同展。スケッチや図版、写真、漫画、日記、居住調査票など資料90点を展示する。

 見どころは、昭和期の暮らしぶりを想起させる独特のタッチで描かれた住宅スケッチ。少年時代に漫画家を志望し、画力と観察力を磨いた西山が描く俯瞰(ふかん)図には、間取りだけでなく、ちゃぶ台や漬物容器といった生活品まで描き込まれている。

 「すまい採集」がライフワークだった西山は全国各地で住宅を調査。1952(昭和27)年と1970(昭和45)年に、世界文化遺産の端島炭坑(長崎市、通称・軍艦島)にも足を運んでいる。同展では著書「日本のすまい」に収められた「電車住宅」「バス住宅」「学生寮」「ドヤ」「ラブホテル」「炭鉱住宅」などのスケッチを紹介。「記録魔」だった西山の手帳や、数万件に及ぶという調査原票類も展示する。

 「日本エッセイストクラブ賞」受賞の自伝「住み方の記」(1978年)で知られる自宅の変遷も解説。同書は1967(昭和42)年~1968(昭和43)年、NHKの20時台に放映されたドラマ「ケンチとすみれ」の原作になった。

 開館時間は10時~17時。水曜、8月12日~16日休館。入館無料。入館は大阪駅側の南館「タワーA」のオフィスエントランスから。8月22日まで。

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