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<仏総選挙>共和国前進が単独過半数 マクロン氏に大きな力

6/19(月) 19:44配信

毎日新聞

 ◇マクロン新党が308議席獲得 2大政党、議席数が激減

 【パリ賀有勇】フランス国民議会(下院、定数577)選挙の決選投票は18日に投開票が行われ、マクロン大統領の中道新党「共和国前進」が単独過半数を獲得した。仏政界を長年けん引してきた左右2大政党は大きく議席を減らし、政治地図が大きく塗り替わった。政権基盤の安定により、マクロン氏は内政での政策実現や欧州連合(EU)の立て直しに向け、大きな力を得た。

 仏内務省によると、マクロン氏の中道新党「共和国前進」が単独過半数の308議席を獲得。連携する中道政党「民主運動」と合わせ計350議席となり、全体の約6割を占めた。フィリップ首相は18日夜、「国民は希望を選んだ」と勝利宣言した。

 一方、左右の2大政党はマクロン陣営に議席を奪われる格好で議席数が激減した。共和党など中道右派系は137議席、社会党など中道左派系は45議席で、政権を交互に担ってきた2大政党の退潮を決定付けた。

 ただ、投票率は低く、1958年に発足した現在の政治体制「第5共和政」では過去最低となる約42・6%だった。共和国前進の圧勝が伝えられていたため、有権者の関心が第1回投票よりも薄れた可能性があるほか、総選挙を前に行われた大統領選を巡る予備選や本選が続いたことによる「選挙疲れ」を指摘する声もある。

最終更新:6/19(月) 19:44
毎日新聞