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マクロン「1強」に熱狂なし 低投票率、既成政党は惨敗

6/19(月) 16:55配信

朝日新聞デジタル

 フランス総選挙で39歳のマクロン大統領が議会でも「1強」の立場を固めた。新与党「共和国前進」の幹部らは歓喜に沸いたが、投票率はかつてない低さ。「今後は野党との対話が重要だ」との声も聞かれた。

【写真】社会党本部で惨敗した総選挙について会見する同党のカンバデリス第1書記=18日夜、パリ、疋田多揚撮影

 パリ15区の前進の選挙本部。投票が締め切られた18日午後8時、テレビで推定議席数が報じられると、歓声が上がった。

 ただ、前進の推定議席は過半数に達したものの、一時「8割も」と言われた事前の予想には及ばない。それでも、ボランティアの学生マキシム・バワビドさん(22)は「我々はゼロからスタートした。これは政治的な革命だ」と胸を張った。

 当選した候補者の多くは政治経験がない。だが、11日の第1回投票でパリの選挙区から当選を決めた議員の1人は「我々はふつうの生活者であり、かつフランスに変革をもたらす集団だ」と話した。候補者の半数以上が女性だった前進の躍進で、女性議員の数が飛躍的に増えるのも確実だ。

 報道陣の前で声明を読み上げたカトリーヌ・バルバル臨時党首は「マクロン大統領の政策を実行する明快な過半数を得た」とする一方、投票率の低さに触れ、「我々は謙虚により多くの国民の声を聞かなければ」と慎重な姿勢も見せた。

朝日新聞社