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政権逆風、自民は組織固め躍起=民共、追及継続―都議選

6/19(月) 18:51配信

時事通信

 与野党は19日、東京都議選の告示を23日に控え、選挙準備を加速させた。

 自民党は、学校法人「加計学園」の獣医学部新設問題や「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ改正組織犯罪処罰法の採決強行で政権が逆風にさらされて、組織固めに躍起。これに対し民進党や共産党は、攻勢の好機とみて追及を継続する方針だ。

 自民党は、医師会などの団体を集めた決起大会を東京都立川市で開催。都連会長の下村博文幹事長代行は約1800人の出席者を前に、地域政党「都民ファーストの会」を率いる小池百合子都知事に関し、「小池知事は『利権組織に支えられる自民党』と発言している。とんでもないことだ」と声を荒らげた。

 内閣支持率の急落にも言及し、「都議選に直接関係ないことでも、(野党が)イメージ作りで自民党へのマイナス的なキャンペーンを張りつつある」と危機感をあらわにした。まずは組織固めの徹底を図る。

 都議選で自民党と「敵対」する公明党は、自民党と進めた強引な国会運営が選挙に響く事態を懸念している。公明党の井上義久幹事長は政府・与党協議会で「加計」問題や「共謀罪」法に触れ、「丁寧に説明し、理解を得ることが大事だ」と訴えた。

 一方、民進党は、「安倍1強」に風穴を開けるチャンスとみて、巻き返しを図る。野田佳彦幹事長は都内で街頭演説し、「お友達優遇政治だ。長期政権のおごりが顕著に表れている」と厳しく批判した。

 ただ、候補の離党者が続出した民進党に追い風は吹いていないのが現状。野田氏は記者会見で、「選挙の執行は全て幹事長の責任だ」とし、党内の「蓮舫降ろし」の動きに予防線を張った。

 共産党は衆院議員会館で決起集会を開催。志位和夫委員長は「共謀罪」法について、「安倍政権は『時がたてば国民は忘れるだろう』という卑劣な打算で強行したが、完全に裏目に出た」とし、「憲法を壊し国政を私物化する安倍自公政権に、首都東京から退場の審判を下そう」と力説した。 

最終更新:6/19(月) 18:55
時事通信