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【競輪】後閑信一の強烈なオーラ 40代後半でもS級で活躍できる理由

6/19(月) 20:39配信

デイリースポーツ

 「競輪記者コラム・仕事 賭け事 独り言」

 今春、競輪担当になって、真っ先に取材してみたいと思ったのがG1優勝3回の実績を持つ後閑信一(47)=東京・65期・S1=だ。実際に対面してみると、これまで取材を通して接してきた競馬、プロ野球のトップアスリートと同様、強烈なオーラを放っていた。

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 後閑は追い込みだけではなく、メンバー構成によっては自力型として風を切る。40代後半ながらも、今なおS級で活躍できる理由をたずねると「今は競輪のことだけを考えている。若い頃は車に乗ったりもしたけど、今は競輪中心の生活。酒も飲まない。常に競輪のことを考えていて時間が足りないぐらい。とりこになっている」とレースへの熱い思いを口にした。

 第一線で存在感を示し続ける後閑。その背景にはあくなき向上心、探求心がある。「とにかく引き出しを増やそうと。何にでも積極的に取り組むことが大切。競輪場の宿舎の階段を上る時でもどんな足の上げ方をすれば、レースにつながるのかとか、細かな行動にも気を配っている」と具体例を挙げながら語った。

 今年は4月の京王閣F1で完全優勝。5月の日本選手権(京王閣)は1次予選で落車し、途中欠場となったが、直後の大宮F1で優勝を果たし、健在ぶりをアピールした。「ダービーは無念だったけど、また希望をもらった。あきらめることはない」と決してファイティングポーズを崩さない。

 目指すは2013年オールスター(京王閣)以来となるG1タイトルの獲得。「また、あの景色を見てみたいんだ」。情熱を燃やし続けるベテランを今後も追っていきたい。(関東競輪担当・堀江浩二)