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仏総選挙 マクロン新党過半数制す 安定運営に基盤固め

6/19(月) 8:58配信

産経新聞

 【ベルリン=宮下日出男】フランス国民議会(下院、定数577)選挙の第2回投票は18日、開票が行われた。内務省の開票率97%時点の集計では、マクロン大統領の新党「共和国前進」が単独で過半数(289)を制した。国営テレビが報じた予想獲得議席では、連携する中道政党を含めた前進陣営が定数の約6割に相当する361議席を確保する見通しだ。

 フィリップ首相は18日、「議会を新たにしようと望む国民のおかげだ。明白な多数派だ」と述べ、マクロン政権が安定的な政権運営に必要な議会基盤を固めたとして勝利を宣言した。同政権にとり欧州連合(EU)強化や国内改革などの公約実行に大きな弾みとなる。

 国営テレビによると、前進以外の予想獲得議席は、保守系の共和党陣営126議席▽左派の社会党陣営46議席▽共産党を含む急進左派26議席▽極右の国民戦線(FN)8議席。FNのマリーヌ・ルペン党首は下院初当選を果たした。

 共和党は2012年の前回選挙時から議席をほぼ半減。社会党は8割以上を失う惨敗となり、両党が中心となってきた仏政治の勢力図は激変することになる。

 一方、前進陣営は第1回投票での善戦後を受け一部で予想された7割以上の議席獲得には至らなかった。これは、他陣営が第2回投票に向けた選挙運動で、議会のチェック機能維持のため、前進の「1強」回避を有権者に訴えたことが影響した可能性がある。

 投票率は約43%と見込まれ、11日の第1回投票の約49%よりも落ち込み、第2回投票としては過去最低に近い水準に低迷した。

最終更新:6/19(月) 12:38
産経新聞