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向井理、亡くなった野際さんに「似てました。ばあちゃんがいるよって…」

6/19(月) 16:02配信

サンケイスポーツ

 女優、尾野真千子(35)と俳優、向井理(35)が19日、東京・神田明神で映画「いつまた、君と~何日君再来(ホーリージュンザイライ)~」(24日公開、深川栄洋監督)のヒット祈願を行った。

 同作は向井自らが企画し、7年の歳月をかけて完成させた作品。向井の祖母・朋子さんが自身の半生を綴った手記を、向井が大学時代にパソコンで打ち直し、親族と自費出版して、卒寿のお祝いとしてプレゼントした経緯を物語にした。

 昨年2月に撮影された「いつ-」は、13日に肺腺がんのため亡くなった女優、野際陽子さん(享年81)の遺作映画。野際さんは、祖母の朋子さんを演じた。

 尾野と向井は、野際さんとの共演シーンはなかったが、向井は「(祖母に)似てました。ばあちゃんがいるよって…。事前に野際さんから、祖母がどういう人だったのかという質問状が届いた」と告白。「僕は元気で明るい野際さんしか知らないので、いまだに信じられません。野際さんのことを見ていただくことが野際さんのためになると思います」と悼んだ。

 一方、朋子さんの若きころを演じた尾野は「本読みの後で『どこかで(自分と尾野で)同じようなところがあるといいわよね』とひと言いただきました。出来たかどうか…」と天を仰いだ。

 深川監督によると、昨年2月の撮影前に野際さんは手術を受けており、同作で現場復帰。「明るく、清々しく笑っていた」と振り返り、野際さんの出演シーンの撮り直しを行った際には「もう撮り直しは無いわよね」と確認されたという。深川監督は「それが彼女の感じていたことなのかもしれないなと。強くて、優しくて、凛とした昭和の女優さんが天に召されたんだなあ…と」と胸中を明かした。

 また、亡くなる直前の5月中旬にもらったという野際さんからの「(本作で描かれた戦時について)あのような時代が来ないことを祈ります」という反戦のメッセージも代読された。