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家族・友達はどうすべき? 統合失調症の方への接し方

6/19(月) 20:15配信

All About

◆100人に1人……もし身近な人が統合失調症と診断されたら

統合失調症は代表的な心の病気のひとつですが、日常的にはあまりなじみがないかもしれません。

しかし、この病気の発症率は人口の約1%。100人に1人は統合失調症を発症すると考えられるので、思っているよりも身近にこの病気を持つ方がいらっしゃる人は少なくないかもしれません。そしてこの病気は誤解されがちな面もあるのも事実です。この病気をしっかり理解している人もそれほど多くはないのではないでしょうか。

そのため、統合失調症を発症された方が身近にいる際、どのように接したらいいかわからない場合もあるでしょう。場合によっては知らず知らずに、相手の気持ちを傷つけてしまうこともあるかもしれません。そこで統合失調症を持つ方に対する接し方のポイントを、その理由とともに分かりやすく解説します。

◆そもそも統合失調症とは? まずは病気を正しく知ることが大切!

統合失調症に限らず、一般に何かの病気を持つ方に接する際に戸惑うようなことがあるとすれば、その病気がどんな病気なのか、よく理解できていないことが多いと思います。また、その病気の何となくのイメージに戸惑う場合もあるかもしれません。

特に「心の病気」というとつかみどころがない病気のように感じられる人がいるのかもしれませんが、心といっても、一般には脳内の医学的問題が原因となる病気です。

統合失調症はその発症時には幻覚や妄想が現れ、現実と非現実の境を見失ったような状態になります。まわりの人は、こうした精神症状を当人の生活態度や人間性と結び付けてしまうかもしれません。しかし、統合失調症もまた、他の心の病気と同じく、脳内の問題が原因となって起こっているに過ぎません。具体的には脳内神経伝達物質が適切に機能していないといったことが原因です。

言い換えれば、それまでどんな生活をしてきた人でも、あるいはどんな人間性の方であっても、脳内神経伝達物質が適切に機能しなくなれば、この病気を発症する可能性がある、ということです。これは一般的な身体疾患、たとえば糖尿病が血糖値をコントロールする内分泌ホルモンに関連する問題が原因で発症するのと同じことと言えると思います。

したがって、統合失調症の患者さんに対する接し方は基本的に他の身体の病気の患者さんに対する時と同様です。相手に優しい気持ちや同情が伝われば充分OKです。また、この病気に関しては、患者さん自身、まわりの人のなかには、自分の病気をよく分かっていない人もいることは、よく分かるものです。実際の状況では、相手の病気をよく理解していることが相手にはっきり伝わるような接し方も相手をより励ますことになるでしょう。

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最終更新:6/19(月) 20:15
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