ここから本文です

スマホ世代に安全利用周知へ 大学生らチーム発足

6/19(月) 8:52配信

岐阜新聞Web

 児童や生徒らに、インターネットやスマートフォンに潜む危険や安全な利用方法を周知するため、岐阜県内の学生を中心としたプロジェクトチーム「ネット安全局アイリス」が発足した。初回の活動として、24日に岐阜市内の中学校で「情報モラル教室」を開く。子どもたちに身近な存在の学生が被害防止の一助になろうと、本番に向け準備を進めている。
 「警察活動のボランティアがしたい」。メンバーの学生数人が、昨秋以降、県警少年課に直接電話したことなどがきっかけで、チームは立ち上がった。ネットで知り合った男に脅迫を受け、裸の画像を送信してしまうなどネットやスマホを利用した犯罪被害に遭う子どもが後を絶たない中、同課では、新たな被害防止策を模索していたところだった。
 子どもたちに年齢が近い学生が指導することで高い効果があると考え、チームの発足を決定。学生同士のつながりで、県内外の大学や短大に通う男女8人が集まった。年間約4千回、全国各地で同様の教室を開くKDDI(au)にも連携を依頼した。
 チーム名には、「アイリス」の花言葉にちなみ、子どもたちに希望や良いメッセージを伝えたいという思いを込めた。本年度は、岐阜市長良真生町の東長良中学校をモデル校に選定。数回の教室を開き、ネットの危険性や安全利用について伝えていく。
 24日は、ネット上の個人情報の取り扱い方やアプリの課金、会員制交流サイト(SNS)でのコミュニケーションの注意点などについて動画を交えながら、正しい知識やトラブル防止法を指導する。課金により、多額の請求が発生したメンバーの体験談もあり、リアルな視点で生徒に危険を呼び掛ける。
 14日には、県警本部や同校でリハーサル。使用するパワーポイントの中身や、話し方などを確認しながら本番に備えた。メンバーの1人、朝日大4年生三輪俊太さんは「自分たちもネットやスマホを頻繁に使う世代で、思いは伝わりやすいはず。正しいルールやマナーをしっかり伝えたい」と話していた。
 同課によると、昨年1年間で出会い系サイトやコミュニティサイトを利用して犯罪被害に遭った18歳未満の子どもは、全国で1778人、県内では24人だった。

岐阜新聞社

最終更新:6/19(月) 8:52
岐阜新聞Web