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<話題>出色の強さを見せるペプチドリーム

6/19(月) 8:30配信

モーニングスター

 ペプチドリーム <4587> が16日も前日比160円(2.3%)高の7250円まで値を上げ、6月8日に付けた年初来高値7170円を更新。全体として動きのさえない東証1部の医薬品株の中で出色の強さを見せている。材料は独自の創薬プラットホームシステム「PDPS(Peptide Discovery Platform System)」。特殊ペプチドを用いて、高い効果・効能を持つ医薬品を非常に安価に開発しようというもので、足もと、その成果が想定以上に出始めている。

 「PDPS」については、まず製薬会社と非独占的ライセンス許諾契約を結び、同社は技術ライセンス料(契約一時金)を段階に分けて受け取ることになるほか、PDPSにより創製された特殊環状ペプチド、および低分子化合物(特殊環状ペプチドを出発点として創製された化合物)について、設定されたマイルストーンフィー、および上市後の売上高に応じたロイヤルティーを受け取ることになる。

 17年6月期はこの非独占的ライセンス許諾契約について、新たに1件の獲得を目標としたが、16年7月の米ジェネンテック社との契約に続き、17年6月には塩野義製薬 <4507> と契約することとなり、目標を上回る契約を獲得。また、技術移転の終了に伴う2回目の技術ライセンス料の受領も、目標の1件に対し、17年5月に米リリー社、および米ジェネンテック社への技術移行が完了し、目標を超過した。

 これを踏まえ、会社側は6月13日引け後に、これまで予測が著しく困難として開示していなかった17年6月期の単体業績予想について、売上高のみ48億円(前期比10.9%増)となる見込みとし、同時に17年6月30日を基準日として1株につき2株の株式分割を発表した。

 これが現在の株価の強さにつながっているが、さらに同社は積水化学工業 <4204> 、塩野義製薬 <4507> との3社を中心に、オールジャパン体制で高品質、低コストの特殊ペプチド原薬を安定供給すべく、新会社の設立について検討を開始。設立時期、経営体制、資本・資金計画などの詳細は、8月上旬以降に発表の予定としており注目が怠れない。

(モーニングスター 6月16日配信記事)

チャート

ペプチドリーム4587
3490円、前日比+5円 - 7/24(月) 15:00

チャート

塩野義製薬4507
5910円、前日比-13円 - 7/24(月) 15:00