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ろう者の「デフリンピック」認知度アップへ 国会議員ら動く

6/19(月) 11:19配信

福祉新聞

 ろう者の国際スポーツ大会「デフリンピック」の認知度を上げようと、障がい者スポーツ・パラリンピック推進議員連盟のもと、デフリンピック支援ワーキングチーム(WT)が12日、発足した。座長の衛藤晟一・参議院議員(自民)は「パラリンピックは大きな人気を集めるようになった。デフリンピックはなかなかそこまで行っていないので盛り上げたい」とあいさつした。

 今年7月18~30日にトルコで第23回夏季大会が開かれるのを前に認知度を上げ、自治体や企業から支援を得ることが狙い。

 日本代表選手団が衆議院第1議員会館に駆け付け、早瀬久美主将(自転車競技)が「聞こえない人の代表というよりも日本国民を代表して世界と闘ってきます」などと抱負を述べた。

 第23回夏季大会には73カ国・地域から約3000人が参加する。日本は108人の選手が陸上、バドミントン、サッカーなど11の競技に参加する。4年前の大会で日本のメダル獲得数は21個だったが、今回は25個が目標。

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 日本財団の研究報告(2014年11月)によると、日本国内のパラリンピックの認知度が98%なのに対し、デフリンピックは11%。ろう者の間でも知られていないことから、私立のろう学校「明晴学園」(東京都品川区)では生徒たちがデフリンピックのPR活動を展開している。

 8日には中学部の生徒会役員が、デフリンピックを紹介するビデオを撮影。6月末までに同校のホームページ(http://www.meiseigakuen.ed.jp/)や動画投稿サイト「YouTube」にアップする。ポスターも作成し、駅や区役所に掲示できないか模索する。

 同校で美術を教え、生徒によるPR活動を支える島村満里子教諭は「本校には卓球の強化選手などスポーツの得意な生徒がたくさんいるが、デフリンピックへの生徒の反応は薄い。自分も参加できるという夢を持ってほしい」と話している。

最終更新:6/19(月) 11:19
福祉新聞