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全国に株分け『奇跡のあじさい』 震災・決壊後の藤沼湖で発見

6/19(月) 8:07配信

福島民友新聞

 藤沼湖自然公園をアジサイの里に―。東日本大震災で須賀川市長沼地区の農業用ダム「藤沼湖」(藤沼ダム)が決壊し、多数の犠牲者が出てから6年以上が過ぎた。震災後、湖底からはヤマアジサイが見つかり、「奇跡のあじさい」として株分けされ、地元住民や全国の希望者に送られた。25日、全国から約1000人が「奇跡のあじさい」を持ち寄り、修復が終わり水をたたえた湖のそばに植える植樹祭が行われる。
 「震災でバラバラになりかけた長沼を一つにしようとアジサイを育て、株分けした。ようやくこの日がくる」。地元の長沼商工会・藤沼湖自然公園復興プロジェクト委員長の深谷武雄さん(71)は苦労を振り返る。
 2013(平成25)年、水がなくなった湖底で見つかったアジサイは約300株。メンバーで育てようと一部を掘り起こし、深谷さんは約20株を育て始めた。深谷さんは株分けしてアジサイを増やし続け、自宅そばにはビニールハウス1棟を新設。「早朝からの水やりなどが大変だった」と口にするが、5000株近くに増えた苗を愛情を込めて育て上げた。

福島民友新聞

最終更新:6/19(月) 8:07
福島民友新聞