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労災事故最多は「転倒」 8割強が50代以上

6/19(月) 8:00配信

両丹日日新聞

「滑り」と「つまずき」

 福知山労働基準監督署(高塚知紀署長)は、2016年の管轄する京都府福知山、綾部両市の労災発生状況をまとめた。休業4日以上の死傷者数は前年比13人減の115人だったが、死亡者数が同1人増の2人だった。事故の型として最多の「転倒」は32件あり、うち65%が「滑り」と「つまずき」が原因で、危険箇所の見える化への啓発に力を入れる。

危険箇所の見える化を

 死傷者数を業種別に見ると、製造業37人、社会福祉施設などの保健衛生業18人、建設業13人、小売などの商業10人の順。死亡は林業、飲食業が各1人だった。

 事故の型は、「転倒」が32人、「墜落・転落」が25人、「飛来・落下」「はさまれ・巻き込まれ」「交通事故(道路)」が各11人の順。

 転倒は12年~14年は20人強程度だったが、15年に36人と急増、16年は32人とやや減ったものの、依然として高い値となっている。

 転倒事故の大半が、ぬれた床面などの滑り、通路に置かれた物でのつまずきが原因で、転倒による負傷者の8割強が50代以上だった。

 労基署は管内の労災防止団体と連携して、職場の整理・整頓・清掃・清潔の4S運動、転倒危険箇所の見える化で未然防止を図る「STOP! 転倒災害プロジェクト」を通年で展開している。6月は重点期間として同労基署、厚生労働省ホームページにあるチェックシートを活用する総点検を呼びかけている。

勤務中の熱中症防止も

 このほか、全国的に発生が多い状況が続く勤務中の熱中症による死傷災害の防止に向けて、5月1日から9月30日までで「STOP! 熱中症クールワークキャンペーン」を展開している。

 7月は重点期間として、同労基署管内でも暑さ指数の再確認、作業の中断や休憩などの熱中症対策への取り組みを推進する。

 高塚署長は「労災はちょっとした不注意が大事故につながります。未然に防ぐことができるものも多く、みなさんと一緒に安全意識を高めていきたい」と話す。

両丹日日新聞社

最終更新:6/19(月) 8:00
両丹日日新聞