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NASA、「アーム計画」中止へ 小惑星サンプルリターン・ミッション

6/19(月) 7:02配信

sorae.jp

NASAによる、小惑星の岩石を月の側から持ち帰るサンプルリターン・ミッション「アーム計画(ARM)」。このミッションはトランプ政権のスタートとともに計画のキャンセルが予測されていたのですが、どうやらやはり中止する方向へと歩みが向けられているようです。
 
アーム計画は地球近くの小惑星(アステロイド)に探査機を送り、表面から数メートルサイズの岩石を採取して月の側まで移動。その後に有人ミッションによって岩石の一部を地球へと持ち帰るという、サンプルリターン計画です。なんとも夢のある計画ですが、政府筋からはあまり興味を持たれていないとの話も伝わっていました。
 
アーム計画のディレクターとなるMichele Gates氏は6月13日、プレゼンテーションにて「4月に計画への出資の中止が通知された」と発言。これにより、計画の中止はほぼ確実だとみられています。Gates氏は「我々は計画の終了フェーズにあり、これまでの成果を取りまとめて今後の計画に役立てるつもりだ」と語っています。
 
ただしGates氏も述べているように、アーム計画で開発されてきた重要な技術、たとえば太陽電気推進システムなどは未来の探査ミッションへと受け継がれます。現在NASAは2020年代の火星や木星近くの小惑星ミッション「Lucy/Psycke」を発表しており、こちらの進展を楽しみにしたいですね。

最終更新:6/19(月) 7:02
sorae.jp