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ル・マン初挑戦の国本雄資「あっけなかった。もっと走りたかった……」

6/19(月) 8:03配信

motorsport.com 日本版

 2017年のル・マン24時間レースは、過酷を極めた。LMP1クラスで出走している6台全てにトラブルが発生したのだ。その中には、当然トヨタTS050ハイブリッドの1台、9号車も含まれる。

【動画】続いたまさかのトラブル。トヨタ9号車は悪夢のタイヤバースト

 トヨタ9号車の国本雄資はリタイア後、次のようにレースを振り返った。

「やっぱりすごいタフなレースだなっていうのを感じました」

「常に状況は変わるし、ずっとテストは順調だったのに、レースになったらいろんなトラブルが起きたりとか正直全然想像もしていなかったですし、やっぱり悔しいですね」

「すごく順調に来ていたし、テストも今までそんなに大きなトラブルもなかったので、まさかこんな風にあっけなく終わってしまうっていうとは思ってなかったので、今は悔しいです」

 国本は、日没を挟んだ難しい時間帯の走行を担当したが、助手席側のドアが走行中に開いてしまうトラブルに見舞われてしまった。

「僕のスティントは(助手席の)ドアが閉まらないトラブルがあって余計にピットに入ったりとかがあったんですけど、クルマ的には順調に走っていました。ただスローゾーンが多くて、タイヤ温度のマネジメントだったりとか結構難しいスティントでした。それでも、しっかり走りきれたかなと思います」

 そう自分の走行を振り返った国本は、その後も走行する予定だった。しかし、スタートを担当したニコラ・ラピエールが、2回目のドライブの際に他車と接触。ダメージが大きく、ピットに戻ることもできなかったため、無念のリタイアとなってしまった。

「本当はもっと走りたかったし、2回目のスティントも行きたかったし、3回目も行きたかった……今はそういう気持ちです」

 国本は2016年にスーパーフォーミュラのチャンピオンを獲得し、セレクションを通過して9号車のシートを勝ち獲った。彼は、今回のWECプログラムがドライバーとして良い経験になったと語った。

「良い経験を積めたっていう部分はすごく良かったですし、1月からこのチームに入ってこのレベルの高いところでこうやって走ることができたのは、レーシングドライバーとしてはすごく良かったかなと思います。そこで結果を残したかったのはもちろんですけど、これがレースなので」

 消化不良に終わった国本。ファンやチームに対する感謝、結果に対する悔しさを語ると共に、すでに”次”を見据えているようだ。

「日本のたくさんのファンの方や、チームの皆さんの頑張りを結果につなげることができず、すごく悔しいです。またチャンスがあれば、このレースにチャレンジしたいですし、このような結果に終わってしまいましたが、良い経験を積むことができたと思います。応援ありがとうございました」

赤井邦彦, 松本和己

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