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広島・福山の国道2号渋滞 2年連続最悪 東西結ぶ幹線道路が「動脈硬化」

6/19(月) 22:06配信

山陽新聞デジタル

 国土交通省が2016年に実施した大阪市と北九州市を結ぶ国道2号(685.2キロ)の渋滞ランキングで、広島県福山市中心部の府中分かれ交差点―神島橋西詰交差点区間(3キロ)が2年連続で最悪となった。隣接する東側の区間もワースト3に入っており、市内の東西を貫く幹線道路が“動脈硬化”を起こしている現状が改めて浮き彫りになった。

 調査は午前7時~午後7時、通行台数やカーナビを通じて1年間に得た速度などの情報を活用。渋滞によって車内で1時間を無駄にしたドライバーや同乗者の人数を試算した。

 それによると、府中分かれ交差点―神島橋西詰交差点区間では、134万人(前年比7万人減)が1時間を無駄にした。直轄する国道1~20号全体で見ても、渋滞による損失時間は千葉県の柏、千葉両市、東京都葛飾区の各区間に次いで4番目に多かった。

 国道2号でワースト3だった明神町交差点―府中分かれ交差点区間では、車内で1時間を無駄にした人が93万人(同16万人減)だったが、順位はワースト5だった前年から悪化。この区間は16年のゴールデンウイーク期間中(4月28日~5月8日)の国道2号の渋滞ランキングでワーストとなり、2万7千人が1時間を損失した。

 国交省福山河川国道事務所は「福山市中心部は東西だけでなく南北の交通量も多く、信号によって渋滞が発生しやすい」と説明。市内や周辺地域の交通円滑化に向けて同事務所や地元自治体などはマイカーの利用を控える「ベスト運動」に取り組んでいるものの、劇的な改善は見通せない。

 国は国道2号の渋滞解消のため、バイパスとなる福山道路(福山市赤坂町赤坂―笠岡市茂平、16・5キロ)の一部区間を事業化しているが、計画ルートには市中心部に近い住宅街も含まれており、供用開始の時期は未定。