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サクランボ「静御前」収穫期 福島・飯坂で開発の新品種

6/19(月) 12:15配信

福島民友新聞

 福島市飯坂町で菅野果樹園を営む菅野但夫さん(68)が開発したサクランボの新品種「静御前」が収穫期を迎えた。一昨年9月に品種登録されたばかりで市場には出回っていないが、近年の気候の温暖化に対応できる品種として普及が期待される。

 静御前は、菅野さんが2014(平成26)年に品種登録した「絢のひとみ」に「佐藤錦」を交配してできた品種。既存の品種に比べて果肉が硬く、大玉で、糖度が高い特徴がある。収穫期は佐藤錦より3~5日早い。

 菅野さんの畑では、佐藤錦をはじめとするサクランボを計20アール栽培している。温暖化などの影響で品質や収量に変化を感じたことから、現在の気候に適した品種が必要と考え、静御前の開発に取り組んだ。

 生産者や消費者を対象にした試食会で高い評価を受け、全国屈指のサクランボ産地の山形や山梨からも関係者が視察に訪れたという。

 静御前の市販化に向けて、まずは生産者にその存在を知ってもらうことが課題。菅野さんは「静御前は福島の気候や風土に合った福島生まれの品種。風評払拭(ふっしょく)の起爆剤になってほしい」と期待を寄せている。

福島民友新聞

最終更新:6/19(月) 12:15
福島民友新聞