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ル・マン総合2位のジャッキー・チェンDCレーシング「総合優勝を目指していたら、すべてを失っていたかもしれない」

6/19(月) 17:12配信

motorsport.com 日本版

 2号車ポルシェ919Hybridが勝利を収めた、2017年のル・マン24時間レース。最終的には2位38号車ジャッキー・チェンDCレーシングに1周の差をつけての勝利だったが、当初は最終ラップで決着がつく可能性が高いと考えていたという。

【写真】チームの共同オーナーを務めるアクションスターのジャッキー・チェン

 LMP1クラスのマシンに立て続けにトラブルが発生したことで、LMP2クラスながら総合首位を走った38号車ジャッキー・チェンDCレーシング。2号車ポルシェ919ハイブリッドは、レース序盤にトラブルに見舞われ、その修復に1時間あまりを要したことで大きく遅れをとっており、当初は最終ラップで追いつくことができるかどうかという状況だった。

 ポルシェのクルーであるブレンドン・ハートレーは、「本当にタイトだったんだ」と語った。

「計算によれば、最終ラップに追いつけるかどうかだった」

「当初予測されたペースでは、僕らは全てのLMP2を抜くことはできそうもなかった。だから計画では、残りの18時間か19時間を、できるだけ激しくプッシュするだけだったんだ」

「マシンに乗り込む前には、僕らは表彰台を争うことは期待していなかった」

「LMP2のマシンがいくつかの問題にぶつかったのかもしれない。僕の3スティントは、今まで僕がやった中でもベストなものだった。僕はできるかぎりハードに攻めたんだ」

 昨年までアウディのLMP1マシンをドライブしていたオリバー・ジャービスは、今年は38号車ジャッキー・チェンDCレーシングの一員としてル・マンを戦った。しかし予想よりも早くポジションを明け渡すことになったことで、それを受け入れるのは比較的容易だったと言う。

「レースをリードするのは、素晴らしいことだった。LMP2マシンでそんなことができるとは、僕は思ってもみなかったんだ」

 そうジャービスは語る。

「本当に勝てるなんて思っていなかったから、僕らは失望していない。最初の予想では、それ(順位の入れ替え)が最終ラップになるはずだったんだ。本当に最終ラップで首位を失ったのなら、それはかなり厳しいことになっていただろうけどね」

「最終的には彼らとの差は4~5分だった。だから、それを受け入れるのは簡単だった」

「残り3時間というところで、彼らに問題がなければ、僕らが勝つのは不可能だということが分かっていた。なぜなら彼らは1周につき13秒も速かったんだから」

総合優勝のために攻めるのは”愚かだ”

 ジャービスはまた、チームが総合優勝を手にしようと激しくプッシュしていたら、クラス優勝を失う可能性もあったと語った。

「そうしていたら、それは判断ミスだっただろう」

 ジャービスはそう語った。

「もし僕らが全力でプッシュし、総合優勝を目指していたら、それは愚かなことだった」

「僕らはプッシュしてはいたが、ギヤボックスを労わるために、縁石に乗らないようにしていた。それは最初から、僕らの手の中にはなかった。彼らのペースに打ち勝つ術はなかったんだ」

Glenn Freeman, Jamie Klein