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「捜査必要なら協力」 第7艦隊司令官が会見

6/19(月) 7:03配信

カナロコ by 神奈川新聞

 米海軍横須賀基地(横須賀市)に配備されているイージス駆逐艦フィッツジェラルドの衝突事故で、第7艦隊司令官のジョセフ・アーコイン中将が18日、同基地で会見し、「艦内から数人の遺体が見つかり、捜索活動は終わった」と発表した。ただ、人数は明らかにせず、理由について「遺族への通知が終わるまで、公表は差し控えたい」と説明した。

 発表によると、衝突によって右舷の水面下の部分に大きな穴が空き、116人の乗組員が使用している二つの居住区域と機械室に浸水。事故当時、ほとんどの乗組員は就寝中だったとみられるという。艦長室も直接の被害を受け、負傷した艦長のブライス・ベンソン中佐が閉じ込められた。

 事故原因についてアーコイン中将は「米海軍側で調査中」と説明。日本側の捜査に関しては「必要としているならば協力したい」と述べた。海上保安庁や海上自衛隊による負傷者の救助活動にも触れ、「大きな支援に感謝している」と語った。 

◆3管、捜索を終了 今後は捜査の可否焦点
 事故現場となった静岡・石廊崎沖で行方不明者の捜索を続けていた第3管区海上保安本部(横浜)は18日午後3時15分に活動を終了し、海難対策本部を解散した。今後は業務上過失往来危険容疑などを視野に入れた捜査の可否に焦点が移る。

 捜索を終えた理由について、3管の担当者は「在日米海軍司令部から、海上に行方不明者がいないと明確な回答があったため」と説明した。コンテナ船と衝突した米イージス駆逐艦フィッツジェラルドの乗組員7人が海中に転落した可能性があるとの情報を受け、延べ10隻の巡視船艇、8機のヘリコプターと航空機を派遣していた。

 現場を管轄する下田海上保安部(静岡県下田市)は18日も、東京港に寄港しているコンテナ船に対する捜査を実施。乗組員らから事情を聴いたほか、船首の損傷状況を実況見分した。日本郵船によると、コンテナ船は19日朝、横浜港南本牧ふ頭に入港し、荷役作業を行う。 

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