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団地再生へ住民知恵 交流の広場整備し式典

6/19(月) 12:15配信

カナロコ by 神奈川新聞

 少子高齢化や建物の老朽化などの問題に直面する横浜市旭区の左近山団地に、住民の意見を取り入れた広場が整備され、18日にオープニングフェスティバルが開かれた。団地再生に向けて住民が専門家から提案を募り、幅広い世代が利用しやすく、交流できる広場の整備を進めていた。

 同団地は1967年から日本住宅公団(現都市再生機構)が建設を開始し、分譲・賃貸合わせ約4800戸ある。今回、公園を整備したのは分譲62棟の1300戸で構成する中央地区(3~5街区)住宅管理組合。2013年度から、横浜市の団地再生支援スキームを活用し、子育て世代の転入停滞などの課題解決に向けて知恵を絞ってきた。

 昨年1月には、全国でも例がないという団地再生策の審査会を開催。地元出身で景観設計を手掛ける熊谷玄さん(44)提案の広場をリニューアルする構想を採択し、今年2月から工事を進めていた。

 三つの街区に囲まれた広場は約2300平方メートル。管理組合費約6千万円を投じて芝生を張り、ウッドデッキテーブルやステージ、遊具、ベンチなどを整備した。フェスティバルでは、ステージでコーラスやバンド演奏などが行われ、子どもたちが芝生上で輪投げなどを楽しんだ。

 熊谷さんは「住民と意見交換しながら整備した。団地生活に潤いを与える広場になれば」と期待。中央地区住宅管理組合の村上欽也理事長(79)は「何もしなければ高齢化が進行するばかり。若者や子育て世代に魅力を発信できる再生策を模索し続けたい」と話した。