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「ままっぷ」改訂協力を 子育て情報、地図に集約

6/19(月) 16:49配信

カナロコ by 神奈川新聞

 神奈川県横浜市鶴見区の母親らが育児に役立つ情報を集めたマップ作りを続けている。その名も「ままっぷ」。一部地域で始まった活動は区内全域を網羅するまでに発展。現在、改訂版発行のための資金をインターネット上で募っている。「つるみ“ままっぷ”を作る会」の今井幸子代表は「これから鶴見で出産する、または転入してくる家庭に届けたい」と協力を呼び掛けている。

 今井さんは現在小学校6年生の長男を出産した後、社会から孤立しているように感じた。子どもと一緒に遊べる場所がどこにあるのか。どこへ行けば大人と話せるのか…。数ある子育て情報冊子の中から自分にとって必要な情報にたどり着けず、途方に暮れていた時期があった。

 せっかく外出しても施設が休館日だったり、ベビーカーで出掛けても、階段があって引き返したり。そんな経験の繰り返しが、マップ作成の原動力となった。

 今井さんや、区内で子育て支援活動を続ける兼子潤子さんら8人が集まり2008年9月、寺尾地区で連続講座を開催。半年後、地域の母親たちとともに「てらおままっぷ」を完成させた。

 その後、区を4分割する形でマップが完成。15年には区全域を網羅したA1サイズを、16年には英語版を発行した。メンバーが実際に街を歩いて「取材」。子どもと一緒に楽しめる場所や店、公共施設、病院などを紹介するほか、坂道に色を付けたり、階段のある場所を明記したりと、母親たちが外出しやすくなるよう、随所に工夫が施されている。

 区の赤ちゃん訪問員を通じ延べ6万1千部を無料配布してきたが、在庫がなくなった上、助成金などが終了したことからクラウドファンディングに挑戦することにした。当面の目標は25万円。調達できたら改訂版5千部を発行し、8月から来年7月までに新生児が誕生する、もしくは同区へ転入してくる0~3歳児のいる家庭に届けたい考えだ。

 「クラウドファンディングを決めたのは、地域で子育てを応援する仕組みをつくりたいとの思いから。毎年6月はままっぷ応援月間と位置づけ、今後も協力を呼び掛けていきたい」と今井さんは話している。

 資金の募集は7月5日まで。詳細は「LOCAL GOOD YOKOHAMA」のホームページ。問い合わせは、メール(teraomamap@gmail.com)。