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維新派、最後の公演は台湾にて、日程発表

6/19(月) 14:00配信

Lmaga.jp

関西を代表する劇団・維新派が、主宰・松本雄吉の逝去を乗り越え昨年10月に奈良県「平城宮跡地」で上演した野外劇『アマハラ』。この作品が『AMAHARA~當台灣的灰牛拉背時』として、10月28日・29日、11月4日・5日に台湾・高雄で上演されることが発表された。

【写真】奈良でおこなわれた国内最終公演の様子

『アマハラ』は2010年に上演した『台湾の、灰色の牛が背のびをしたとき』をベースに、20世紀前半のアジアの海の歴史を壮大なスケールで描いた作品。初演時にはタイトルに加え、松本が台湾を訪れてリサーチを行うなど、台湾とは運命的なつながりを持つ作品でもある。

今回は、来年高雄にオープン予定の国立劇場の開館記念となる『野外フェスティバル』のプログラムの1つとして上演。公募した現地のキャストが加わったり、役者と演出を兼任していた平野舞が今回は演出に専念するなど、奈良公演からキャストが多少入れ替わる。

巨大な廃船を模した舞台セットで、海にまつわる様々なパフォーマンスと、アジアの海をさまよった日本人たちの数奇な生き様を見せ、日本とアジアの海、そこに浮かぶ島々との深い結びつきを強く実感させる『アマハラ』。これが維新派の最後の公演となるので、できることならその有終の美を目に焼き付けに行ってほしい。奈良公演を見逃した人はもちろん、昨年圧倒された人たちも、初演とは異なる風景の中で観る同作に、また違う感触と感動を覚えるに違いない。チケットは7月上旬にフェスティバル公式サイトにて発売予定。

文/吉永美和子

最終更新:6/19(月) 15:55
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