ここから本文です

太宰文学を津軽弁で/生誕前日祭で朗読

6/19(月) 10:33配信

Web東奥

 青森県五所川原市金木町出身の作家・太宰治の生誕前日祭が18日、弘前市の弘前大学文京町キャンパスで開かれた。県内外のファンら約45人が、津軽弁による作品の朗読やコーラスなどを通して、津軽の地と太宰の深い関わりに思いをはせた。
 弘前ペンクラブ(齋藤三千政会長)が主催し今年で5回目。齋藤会長が太宰治文学碑に献花し「太宰の文章は、声に出して読むとすごい迫力、パワーがある」と朗読会の意義を説明。構内の「弘高生青春之像」近くにある、同大の前身・旧制弘前高校の全入学生の名前が刻まれた石碑の銘板に太宰の本名「津島修治」もあることなどを解説した。
 創立50周年記念会館で行われた朗読会では、朗読劇サークル「津軽カタリスト」(平田成直代表)が短編「雀こ」「やんぬる哉(かな)」を、テンポのよい津軽弁を駆使して感情豊かに読み上げた。また、「走れメロス」のせりふを津軽弁に替えた朗読劇も熱演。平田代表は「メロスの直情的で人情や家族を大事にする気質は、津軽の人に似ているという説がある」と述べた。
 このほか、市内の小中学生らでつくるウィークエンド子どもクラブ「ノーザンウイング」が、英語や手話を交えてメロスの歌をコーラス。太宰の思いが世代を超えて受け継がれている姿を示した。

東奥日報社

最終更新:6/19(月) 10:33
Web東奥