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ボーイング、737 MAX 10ローンチ ライオンエアなど発注へ

6/20(火) 10:44配信

Aviation Wire

 ボーイングは現地時間6月19日、パリで開かれている第52回パリ航空ショーで、737型機では胴体長が最長となる737 MAX 10の開発を発表した。

【パリでローンチした737 MAX 10】

 ゼネラル・エレクトリック(GE)系航空機リース会社のGEキャピタル・アビエーション(GECAS)が、従来発注した737 MAXのうち20機を737 MAX 10に変更。インドネシアのLCC、ライオン・エア(LNI/JT)を擁するライオングループなどが発注の意向を表明した。

 737 MAXは737の発展型で、新型エンジンを採用。標準型は2016年1月29日に初飛行した737 MAX 8(1クラス189席)。737 MAX 8をLCC向けに座席数を増やした737 MAX 200(同200席)、もっとも胴体が短い機体で737-700の後継となる737 MAX 7(同172席)、胴体がもっとも長い737-900ERの後継機737 MAX 9(同220席)があり、737 MAX 10は5機種目となった。

 737 MAX 10は、パリ航空ショーに出展している737 MAX 9の胴体を66インチ(約1.7メートル)延長し、最大1クラス230席仕様にできる。定員増加に伴いドアを追加し、翼や圧力隔壁なども改良する。エンジンは他の737 MAXと同様、CFMインターナショナル製LEAP-1Bを2基搭載する。

 ボーイングは、737 MAX 10XはA321neoと比較し、運航コストを座席または輸送距離あたりで5%削減するとしており、「これまでの中で、もっとも収益性の高い単通路機」と表現している。

 パリ航空ショーで737 MAX 10のローンチを発表したボーイングのケビン・マカリスター民間航空機部門社長兼CEO(最高経営責任者)は、「737 MAX 10をラインナップに加えることで、市場での柔軟性を最大限に発揮し、燃料消費効率を向上させることができる」とアピールした。

 19日に737 MAX 10の発注や導入意向を表明したのは、GECASやライオングループのほか、中国銀行系リース会社のBOCアビエーション、中国系リース会社のCDBアビエーション・リース・ファイナンス、独TUIグループ、チベット・ファイナンシャル・リーシング、インドのLCCのスパイスジェット(SEJ/SG)。ボーイングによると、10社以上の顧客から240機以上の引き合いがあるという。

 BOCアビエーションとCDBアビエーションは、それぞれ10機発注する覚書(MoU)をボーイングと締結。TUIは70機発注した737 MAX 8のうち、18機を737 MAX 10に変更した。チベットは、737 MAX 10を含む737 MAXファミリーを20機発注するMoUを結んだ。

 スパイスジェットは、737 MAX 10を40機発注する意向を示した。このうち20機が新規発注、残り20機が発注済みの737 MAX 8からの変更となる。

Tadayuki YOSHIKAWA

最終更新:6/20(火) 10:44
Aviation Wire