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<楽天>交流戦5位 立て直しへ収穫と課題

6/20(火) 9:50配信

河北新報

 東北楽天は10勝8敗の5位で交流戦を終えた。リーグ戦30勝12敗の快進撃がやや失速しパ・リーグ2位のソフトバンクに1.5ゲーム差に迫られたが、開幕から続く首位を一度も譲らなかった。一方で、指名打者制がないセ・リーグ本拠地の試合では打線がつながらず4勝5敗と苦戦するなど、戦い方にほころびが見えた。今季最悪の3連敗を2度喫した交流戦を糧に、23日に再開するリーグ戦に向けチームをどう立て直すのか。

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<「夏につながる」>

 交流戦では3週連続で6連戦が続き、先発投手6人が必要になった。辛島、森、戸村が打ち込まれる試合もあったが、収穫は2軍から昇格し、今季初先発した塩見、安楽、藤平の3投手が存在感を示したことだ。

 塩見は5月31日の巨人戦で5回無失点で今季初勝利。6月9日の広島戦前に腰痛を訴え先発を回避したが、既に2軍で先発に復帰した。安楽は14日のヤクルト戦で6回3失点、藤平は16日の阪神戦で5回2失点と粘投。ともに打線の援護に恵まれず敗れはしたが、先発の役目を果たした。

 交流戦前は6連戦が少なかったため、先発陣は主に則本、美馬、岸の3本柱に辛島、釜田、古川、森を入れてやりくりしてきた。7月のオールスター戦以降、先発6人が必要な過密日程が続くだけに梨田監督は「塩見、釜田、安楽、藤平あたりが頑張った。頭数が一人でも多いのは、夏場以降につながる」と歓迎する。

<鍵を握る2選手>

 課題は交流戦で打率2割4分2厘に終わった打線の復調。チームトップの3割1分9厘を誇る1番茂木の離脱も不安材料だ。17日の試合中に右肘痛を訴えて途中交代。翌18日阪神戦は欠場し、19日に1軍の出場登録選手を抹消した。

 首脳陣は不測の事態に備え、18日の阪神戦で1番島内を試した。池山チーフコーチは「一発が打てて俊足。昨季も1番を経験しているし、開幕前から茂木に何かあった場合、代わりにと考えていた」と話す。その島内も6月の打率が2割4分5厘と好調とは言い難く、今季初めて1番で出た18日も3打数無安打だった。

 近々、復帰予定の2選手も鍵を握りそうだ。必勝リレーの七回を主に担った森原、外国人トリオの一角として4番で7本塁打を放ったアマダーだ。首脳陣は交流戦開始後、調子が上向かなかった2人をいったん2軍降格させ、リーグ戦再開に備えさせた。特に森原は「今後どうしても必要な戦力」(梨田監督)と期待されている。(金野正之)

最終更新:6/20(火) 17:46
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