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松山、世界ランク2位!青木以来のメジャー日本男子最高2位で浮上/全米OP

6/20(火) 7:00配信

サンケイスポーツ

 全米オープン最終日(18日、米ウィスコンシン州エリン、エリンヒルズGC=7845ヤード、パー72)首位に6打差の14位から出た松山英樹(25)=LEXUS=が8バーディー、2ボギーの66と猛追し、通算12アンダーでメジャー自己最高の2位に入った。日本勢でも1980年の同大会での青木功に並ぶメジャー最高順位。これにより、18日付の世界ランキングで4位から自身の日本男子史上最高を更新する2位に浮上した。ブルックス・ケプカ(27)=米国=が通算16アンダーでメジャー初優勝した。

 松山が、世界ナンバー2にのし上がった。

 「(第1、3日の)2日間が良くなかったので残念という気持ちはあるが、2日間いいプレーができたので満足している」

 最終日の猛チャージが、松山にさまざまな記録をもたらした。大会2位は、自身メジャー最高にして日本勢としても最高タイ。世界ランキング2位も、自身が今年5月に記録した日本男子史上最高の3位を更新した。

 第1ラウンド(R)は74をたたき、本人も「最悪」と表現。第2Rは65で一転、「最高」だった。第3Rは71と“平凡”なスコアで迎えた最終R。2つ伸ばして折り返し、6つめのバーディーを奪った14番(パー5)まで1つもフェアウエーを外さなかった。16番(パー3)で2・5メートルを沈め、この日初めてガッツポーズを見せた。

 松山はショットについて、好スコアを出した第2Rの「フィーリングに戻した」と話した。第3R後、テレビ中継の解説でプレーを見守り続けた日本ゴルフツアー機構の青木功会長(74)に助言を求める場面があった。助言の内容は明かさないが、体調面を管理する飯田光輝トレーナー(40)は「彼のスイングと体をどうマッチングさせていくか。やることは常に変わっていく」。繊細な調整が奏功した。

 実は大会前、体は悲鳴を上げていた。飯田トレーナーは「首など、いろいろなところの痛みが多く出ていた」。2週間前、45位に終わった「メモリアル・トーナメント」では左肘の痛みもあった。前週は拠点のフロリダで調整。ただ、雨ばかりで練習ラウンドができなかった。「これが良かった。いいリズムで休憩もトレーニングもできて、やっと痛みがない状態で戦えた」と飯田トレーナーは打ち明ける。

 1980年大会で2位の青木氏は「今まで以上にゴルフが大きくなった。(37年前の記録は)松山が継承してくれればいい」。孫のような年齢の“継承者”に目を細めた。

 世界ランク1位のダスティン・ジョンソン(32)=米国=をはじめ、大会前まで2位のロリー・マキロイ(28)=英国、同じく3位のジェーソン・デー(29)=豪州=はそろって予選落ち。松山は今大会で2位に入ったことで50ポイントを加算。前週の世界ランク4位から、マキロイとデーを抜いた。

 「少なからずチャンスは増えていると思う。次は最終組に近いところで回って優勝争いしたい」

 今季は7月20日開幕の「全英オープン」、8月10日開幕の「全米プロ」とメジャーが2戦ある。初制覇は近い。