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富士宮高校会議所「分かりやすい選挙の仕組みを」 静岡県知事選

6/20(火) 7:35配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 富士宮市内の高校5校の生徒有志でつくる「富士宮高校会議所」が25日投開票の知事選に向け、新人溝口紀子氏(45)、現職川勝平太氏(68)の両立候補者にアンケートを行った。選挙権年齢を「18歳以上」と規定した改正公選法の施行から19日で1年が経過。依然、若年層の政治関心の低下が叫ばれる中、高校生らは「分かりやすい選挙の仕組みづくりを」と求めている。

 同会議所は2016年6月、選挙権年齢の引き下げに合わせて地元市議との意見交換会を市内で初開催した。現在の会員は1~3年生24人。うち約半数が選挙権を持つ。地域活性化を考える上で、若者に対する要望や地元富士宮の評価は気掛かり。自分たちの主権者意識向上も狙い、知事選告示に合わせて両候補にアンケートの協力を要請し、このほど回答が寄せられた。

 質問は同会議所への関心、過去の知事選の投票率、中部電力浜岡原発の再稼働などに関する選択回答式の8項目を設定した。このうち、低投票率の傾向にある近年の知事選に関しては両候補ともに、「選挙権者の意識の問題」を理由に選んだ。

 回答を基に会員間で行った意見交換では、選挙への関心の低さが浮き彫りに。「生活が脅かされるほどの危機感がないと、投票に行かない」「投票しないのは個人の問題。法律が変わっても意識が変わらなければ…」などの声が相次いだ。両候補に向けて「目先の票稼ぎだけでなく、50年、100年先を見据えた政策を示して」との注文も挙がった。

 男子生徒(17)=富士宮西3=は「学校では政治や選挙について話し合う機会がない。まともな議論は場がしらける感じ」と現状を嘆く。

 会頭を務める女子生徒(18)=富士宮東3=は「選挙が分かりにくいことが、関心の低さの一因かもしれない。自分たちが何らかの方法で同世代に工夫して伝える必要がある」と話す。

 アンケート結果とそれに対する提言は同会議所ホームページやSNSなどで発信する。

静岡新聞社